世界政治―進歩と限界

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世界政治―進歩と限界

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326351459
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

出版社内容情報

私たちは、いったいどれだけ「進歩」したのだろうか。歴史と思想の素養に裏打ちされた、英国学派による国際政治への知恵。

冷戦が終わったとき、多くの人びとが平和な世のなかを想像した。だけど、それがあまりにも楽観的な予測だったということが、しだいにわかってきた。「国際社会の本質はなにも変わっていない」。英国学派の古典的素養にもとづいて、メイヨールはたんたんと語りかける。

[関連書] 田所昌幸 『国際政治経済学』 (名古屋大学出版会)

内容説明

冷戦が終わったとき、多くの人びとが平和な世界の到来を予感した。しかし、ユーゴ紛争、ソマリア内戦、ルワンダの虐殺などが相つぎ、それがあまりにも楽観的な予測だったということが明らかになってきた。なぜ紛争は絶えないのか。なぜ国際社会はうまく対応できないのか。本書では、歴史、思想、規範などを重視する人文学的アプローチで、危機の構図を明らかにする。「国際政治の本質は変わっていない」。古典的素養をもとに、メイヨールは平易なことばでたんたんと論じていく。

目次

第1部 国際社会(起源と構造;国際社会の近代化;新たなソリダリズム?)
第2部 主権(ナショナリズム;自決;再評価)
第3部 民主主義(歴史上の前例と文化的前提条件;国際法と外交政策の手段;プルラリズムとソリダリズムを再考する)
第4部 介入(リベラル国際理論における介入;一九九〇年代の人道的介入)

著者等紹介

メイヨール,ジェームズ[メイヨール,ジェームズ][Mayall,James]
1937年生まれ。ケンブリッジ大学シドニー・サセックス・カレッジ卒業。1966年までインドの英国高等弁務官事務所などで公務員勤務。その後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授、ケンブリッジ大学サー・パトリック・シーリー講座教授、同大学国際問題研究センター所長などを経て、現在、ケンブリッジ大学国際問題研究センター教授、同大学シドニー・サセックス・カレッジ・フェロー。専攻は国際政治理論、南北問題、ナショナリズム論

田所昌幸[タドコロマサユキ]
1956年生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)修了。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。姫路獨協大学法学部教授。防衛大学校国際関係学科教授などを経て、慶應義塾大学法学部教授、博士(法学)。専攻は国際関係論、国際政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

2
後半だれる?? 冷戦が終わった時、多くの人々が平和な世界の到来を予感した。しかし、ユーゴ内戦、ソマリア内戦、ルワンダの虐殺などが相次ぎ、それがあまりにも楽観的な予測だったということが明らかになってきた。なぜ紛争は絶えないか、なぜ国際社会はうまく対応できないのか。メイヨールは歴史・思想・規範などを重視する人文学的アプローチで、危機の構図を明らかにする。 平易な言葉で淡々と論じていく。2009/06/01

メルセ・ひすい

1
◎重 メイヨール・・・私の考えでは、政治分析の目的は将来の展開を読むことであるべきではない。未来の予測は、人気を博しても確実に失敗するに決まっている。政治分析の目的はもっと謙虚でありながらも、同時により重要なものたるべきである。本論のとおり さまざまな試練に対し学者だけでなく一般市民も知的に議論できるように、枠組みを構築することなのである。2009/07/01

void

0
【★★★☆☆】原著'00年、邦訳への序文'09年。序文にあるように、立場として①冷戦の終了は国際社会の伝統的概念の根本までは変えていない②進歩の限界、上からの民主主義・「介入」の弊害③「政治的レトリックや進歩主義的な願望と、現実の動きや利益の世界が乖離してしまい、その結果世界政治で危険な断絶が生じているのではないか」。①②は比較的読み取りやすかったが、③は相当理解が及んでない。現実を見据えた議論・連帯主義(ソリダリスト)に対する多元主義(プルラリスト)優位の立場なので説得的ではあった。2012/03/29

tabasco

0
英国学派の1人メイヨールによる著作。歴史的な慣習や制度の継続性の議論を通して、安易な理想主義に警鐘を鳴らす。2009/08/08

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