出版社内容情報
現実の日本政治とヨーロッパに源流をもつ政治理論との間になぜギャップを感じるのか。現実の日本政治を読み解くための最良の日本政治文化入門の書。
西欧流の民主主義、代表制などと日本の現実政治が遊離している状況は、結局のところ、日本独自の政治文化に原因があるからではないか。特殊日本的な行動や考え方の根底にある政治文化の実相を明らかにすることが日本政治の真の理解につながるという視座の下、日本人論、日本文化論など広範囲に及ぶ日本の政治文化を読み解く意欲作。
[関連書]同著者 『政治学原論序説』(勁草書房刊)
内容説明
現実の日本政治とヨーロッパに源流を持つ政治理論との間に、なぜギャップを感じるのか。現実の日本政治を読み解くための、最良の日本政治文化入門の書。
目次
政治文化論の課題
1 基層(宗教;死生観;タテ社会;ムラとイエ;歴史意識)
2 意識(和の精神;タテマエとホンネ;贈=答社会;恥と罪;一億総被害者意識)
3 行動(指導者;意思決定;責任;天皇制;日本人の諸相)
若干の問題提起とまとめ
著者等紹介
大塚桂[オオツカカツラ]
1960年神奈川県に生まれる。1984年日本大学法学部卒業。現在、駒沢大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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