出版社内容情報
「日本に、<憲法>なるものは、そもそも必要なのか。」憲法論のあるべき原点にたちかえる。<改憲><護憲>の憲法論争を始める前に──知っておくべきことがらがある。
統治者は国民の権利を侵害してはならない。ほとんどの人がこの憲法の大原則を知っている。しかし、統治者を中心とした国家機構は、誰によって構成され、どのように動かさねばならないか、こちらの憲法の大原則を知っている人は少ない。外交戦術の一環として憲法をとらえることなく、我々が日々創造していくべき憲法=国家とは何か考える。
[関連書] 同著者『北朝鮮外交の真実』(筑摩書房)
第一章 日本に憲法は必要なのか
第二章 憲法の前提としての「国家」を考える
第三章 領土画定と憲法第九条問題
第四章 天皇制と二大政党制
第五章 現代日本の選挙戦にみる資本の論理と民主主義
第六章 「公」としての国家と「官」としての行政の再検討
第七章 マジック・ワードとしての「地方自治」
おわりに
さらに学びたい人のための参考文献リスト
内容説明
“改憲”“護憲”の憲法論争の前に知っておくべきこと―国家を取り戻すための知こそが真の憲法学である。
目次
第1章 日本に憲法は必要なのか
第2章 憲法の前提としての「国家」を考える
第3章 領土画定と憲法第九条問題
第4章 天皇制と二大政党制
第5章 現代日本の選挙戦にみる資本の論理と民主主義
第6章 「公」としての国家と「官」としての行政の再検討
第7章 マジック・ワードとしての「地方自治」
著者等紹介
原田武夫[ハラダタケオ]
1971年香川県に生まれる。1993年東京大学法学部中退(大学評価・学校授与機構より法学士号取得)、外務省入省(外務公務員1種)。1994年在ドイツ日本国大使館に勤務。ベルリン自由大学政治学部、テュービンゲン大学法学部、ドイツ外務省研修所にて在外研修。2005年北東アジア課北朝鮮班長を経て、外務省を自主退職。現在、原田武夫国際戦略情報研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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