出版社内容情報
社会主義の崩壊を自らの主体と深くかかわる問題としてとらえ,社会主義の思想的総括を行う。20世紀を生きてきた私たち自身の思索のための苦い良薬。
【目次】
第1部 視点と姿勢
Ⅰ 社会主義―私的総括
1 課題
2 ペレストロイカ以前
3 ペレストロイカとその急進化
4 社会主義の崩壊
結びに代えて
Ⅱ 日本における(旧)ソ連・東欧研究の反省
はじめに
1 論点の限定
2 イデオロギーと研究姿勢
3 社会主義の破産をどう受けとめるか
4 今後の研究動向
付論 東欧の激動に思う
第2部 社会主義改革論の挫折
Ⅲ ペレストロイカの転機と社会主義改革論の再考
はじめに
1 いくつかの典型的な議論とそれへの疑問
2 古典改革論、ネオ改革論、脱社会主義、社会主義反動
終わりに
Ⅳ 社会主義の運命
はじめに
1 「負けたのは特定の型の社会主義にすぎない」か
2 「資本主義はそんなにすばらしいものではない」という点について
3 社会民主主義の可能性について
Ⅴ 社会主義改革論の挫折―経済学者への問いかけ―
1 問題の所在
2 「市場」問題と「私的所有」問題
3 プルスの自己批判をどう受けとめるか
4 残された問題
補説 コルナイの所有改革論について
Ⅵ 社会と主体―ある討論の記録―
Ⅶ 社会科学と思想
1 問題の所在―二頭の巨像―
2 脱出の試みとその陥穽
3 近代日本における古典的な思想的課題
4 現代における状況の変化
5 新しい思想の課題
Ⅷ 転向論再考
はじめに
1 古典的状況およびその変奏
2 ペレストロイカ前夜
3 社会主義の崩壊と新しい転向
4 広義「進歩派」の分解
5 転向の後に
あとがき
人名索引
内容説明
社会主義が終って、虚脱感のとれない人、立ち直りの早い人、未練の残っている人すべてに贈る、思索のための苦い良薬。
目次
1 社会主義―私的総括
2 日本における(旧)ソ連・東欧研究の反省
3 ペレストロイカの転機と社会主義改革論の再考
4 社会主義の運命
5 社会主義改革論の挫折―経済学者への問いかけ
6 社会と主体―ある討論の記録
7 社会科学と思想
8 転向論再考
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