出版社内容情報
実験手法との出会いが生み出す、政治学の新たな潮流。日本ではじめて結成された、政治学における実験研究グループの成果を紹介する。
フロンティア実験社会科学 刊行にあたって
はじめに
第?部 政治学における実験研究の現在
第1章 政治学の実験研究の概要[谷口尚子]
1.はじめに
2.実験法の諸特徴
3.実験法の長所と短所
4.まとめと展望
第2章 政治学研究法のなかの実験[境家史郎]
1.はじめに
2.政治学研究の方法
3.実験法の意義
4.政治学実験のさらなる活用に向けて
5.おわりに
第?部 政治制度の選択と機能に関する実験研究
第3章 懲罰制度の決定の手続きが公共財供給に与える影響[成田洋平・上條良夫・船木由喜彦]
1.はじめに
2.理論モデル
3.実験デザイン
4.実験の実施手続き
5.実験データと分析結果
6.おわりに
第4章 多数派形成に関する調査実験[村上剛・荒井紀一郎・河野勝]
1.はじめに
2.先行研究と理論
3.経済実験
4.政治実験(1)
5.政治実験(2)
6.結論と考察
第5章 社会的圧力が投票参加に与える効果:日本におけるフィールド実験[山田恭平・荒井紀一郎]
1.はじめに
2.政治学におけるフィールド実験
3.日本でのフィールド実験(Gerber and Yamada)
4.フィールド実験における倫理問題
第6章 投票参加の実験室実験[谷口尚子]
1.はじめに
2.先行研究
3.実験
4.結論と考察
第7章 最低投票率の理論と実験[肥前洋一]
1.はじめに
2.フォーマルモデルによる研究
3.実験室実験による研究
4.おわりに
第8章 討議民主主義の実験[リヴィ井手弘子・境家史郎]
1.はじめに
2.討議民主主義の理論と実践
3.討議民主主義に関する実験研究
4.討議スタイルの実験:概要と特徴
5.討議スタイルの実験:結果と議論
6.おわりに
索 引
執筆者紹介
肥前 洋一[ヒゼン ヨウイチ]
肥前洋一(高知工科大学教授)
内容説明
多領域の研究者が結集して始まる、人間を知るための新たな試み。実験手法との出会いが生み出す、政治学の新たな潮流。日本ではじめて結成された、政治学における実験研究グループの成果を紹介する。
目次
第1部 政治学における実験研究の現在(政治学の実験研究の概要;政治学研究法のなかの実験)
第2部 政治制度の選択と機能に関する実験研究(懲罰制度の決定の手続きが公共財供給に与える影響;多数派形成に関する調査実験;社会的圧力が投票参加に与える効果:日本におけるフィールド実験;投票参加の実験室実験;最低投票率の理論と実験;討議民主主義の実験)