内容説明
革命家としての孫文像を見直し、「サイエンス」の時代におけるその科学哲学の生成と深化の過程を追う。
目次
緒論 孫文思想の見取り図
第1章 孫文の科学観―その原点と到達点
第2章 孫文と医学―『紅十字会救傷第一法』の翻訳と出版
第3章 『実業計画』の同時代的位相―中国経済開発計画の背景とエンジニアたち
第4章 孫文と工学―「太平洋の時代」における上海港
終章 近代科学思想と孫文
補論 孫文と南方熊楠
著者等紹介
武上真理子[タケガミマリコ]
人間文化研究機構地域研究推進センター研究員、京都大学客員准教授。2011年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2012年京都大学博士(人間・環境学)。専門は、孫文思想および近代東アジアにおける科学思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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