出版社内容情報
ウクライナ戦争で明らかになった「軍事用ドローン」の衝撃。有事が懸念される日本も他人事ではない、その全貌を明らかにする。
戦場はすでに変わった。いまやドローンが敵の位置を捉え、爆弾を落とし、そして自爆さえして相手を追いつめる。ウクライナ戦争でも活躍しているドローンは、はたして戦争の「ゲームチェンジャー」なのか? 軍事用ドローンの基本から各国の開発や運用、将来の可能性や日本の課題まで、第一線の専門家が結集して徹底的に検証する。
内容説明
戦場の様相はすでに変わっている。いまやドローンが敵の位置を捉え、爆弾を落とし、そして自爆さえして相手を追いつめる。ウクライナ戦争をはじめ多くの戦場で活躍しているドローンははたして戦争の「ゲームチェンジャー」なのか?それとも戦術を支援するだけの「イネーブラー(影の立役者)」にすぎないのか?「軍事用ドローン」の基本から各国の開発や運用将来の可能性や日本の課題まで、第一線の専門家が結集して徹底的に検証する。
目次
「軍事用ドローン」の衝撃
第1部 ドローンの基本をおさえる(ドローンとは何か;国際法と軍用「ドローン」―軍備管理の可能性;ドローン技術の管理―無人航空機の輸出管理から見る;戦術・作戦・戦略におけるドローン―イネーブラーかゲームチェンジャーか)
第2部 各国軍におけるドローン(ウクライナとロシア―戦争から見える無人航空機戦力化の論点;アメリカ―9.11以降のドローンの開発・運用;韓国―ドローン導入を加速化させる背景と実際;中国―「智能化戦争」を見すえたドローンの活用;トルコ―国産化とドローン・ディプロマシーの展開)
第3部 ドローンの将来性(国際平和活動におけるドローンの活用;テクノロジーと人間の問題―遠隔操縦航空機の事例から見る;戦場で使われる「民生用」ドローン技術―軍民両用技術の現実;人工知能とドローン)
「安全保障イノベーション・エコシステム」の確立を
著者等紹介
古谷知之[フルタニトモユキ]
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科助手、慶應義塾大学環境情報学部専任講師、同大学総合政策学部准教授を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授。専門は先端モビリティの社会実装、先端技術と安全保障、応用統計学、都市工学
伊藤弘太郎[イトウコウタロウ]
中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学、同大学院より博士(政治学)を取得。衆議院議員事務所、内閣官房国家安全保障局などでの勤務を経て、現在:キヤノングローバル戦略研究所主任研究員、法政大学人間環境学部特任・任期付講師、立命館大学客員准教授。専門は韓国の外交安全保障、アジア太平洋の国際関係
佐藤丙午[サトウヘイゴ]
一橋大学大学院法学研究科修了、博士(法学)。防衛庁防衛研究所主任研究官、拓殖大学海外事情研究所教授、同大学国際学部教授を経て、拓殖大学海外事情研究所所長。専門は安全保障、軍備管理、アメリカ外交(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
SGR
静岡茶
Chunko