ケアリング・デモクラシー―市場、平等、正義

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ケアリング・デモクラシー―市場、平等、正義

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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326303366
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C3031

出版社内容情報

“ケアに満ちた民主主義”を訴えてきたフェミニスト政治学者トロントの主著を邦訳。ケアの倫理を踏まえた社会への変革を提起する。

これまでの民主主義論が前提する自立/自律したリベラルな個人像を批判し、誰もが「他者に依存せざるをえない存在」という人間観の下での社会構想を訴えるとともに、「ケア」を周縁に封じ込めてきたその政治性や権力性を問う。民主主義の定義を「ケア責任の配分に関わるもの」とし、ケアの倫理を踏まえた社会への変革を提起する。
【原著】Joan C. Tronto, Caring Democracy : Markets, Equality, and Justice(New York University Press, 2013)

内容説明

民主主義とは、「ケア責任の配分に関わるもの」である。これまでの民主主義論が前提する自律した政治的主体と近代以降のリベラルな個人像を批判、「ケア」を社会の周縁に封じ込めてきたその権力性を問い、誰もが「他者に依存せざるをえない存在」という平等観の下での社会を構想する。“ケアに満ちた民主主義”を提起するトロントの主著、待望の邦訳!

目次

ケアがもはや「くつろぎの場」にはないとき
第1部 ケアリング・デモクラシーの構想(民主主義の再定義―ケア責任論争の解決へ向けて;なぜ自己責任は民主主義にとって不十分なのか)
第2部 いま私たちはいかにケアしているか(タフな男はケアしない、のか?―ジェンダー、自由、ケア;私事化されたケアの悪循環―ケア、平等、民主主義;市場はケアすることができるのか?―市場、ケア、正義)
第3部 民主的ケア実践とケアリング・デモクラシーを想像する(民主的にケアすること;ケアリング・デモクラシー)

著者等紹介

トロント,ジョアン C.[トロント,ジョアンC.] [Tronto,Joan C.]
ミネソタ大学政治学教授、ニューヨーク市立大学大学院およびハンターカレッジ政治学教授を経て両大学の名誉教授。専門はフェミニズム政治理論

岡野八代[オカノヤヨ]
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は西洋政治思想、フェミニズム理論

相馬直子[ソウマナオコ]
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。専門は福祉社会学、社会政策、ケア研究

池田直子[イケダナオコ]
中央大学非常勤講師。専門はフェミニズム平和理論

冨岡薫[トミオカオル]
慶應義塾大学大学院文学研究科助教(有期・研究奨励)。専門はケアの倫理

對馬果莉[ツシマカリ]
神戸女学院大学非常勤講師。専門はハンナ・アーレント思想とフェミニスト理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

42
ケア、とは、上野千鶴子先生の『ケアの社会学』2011年も想起しよう。2013年初出。ケアに満ちた民主主義(p.ⅴ)。ケアがもはや、くつろげる場にない(8頁)。そう。僕も四半世紀以上、某商店前に存在しているからね。。ケアは特定の人びとが自然に行うもの(10頁)。共にケアすることは、民主的なケアの本質局面(15頁)。民主的な政治は、ケアに対する責任配分を中心に据えるべきであり、かつ、民主的な市民が、そうした責任の割り当てにできる限り参加できるよう保障することを核にするべきである(傍点、39頁)。2025/03/01

doji

3
フェミニズムはすべてのひとのためにあるという考えを前提に、同時にケアも必要としていない人はいないことを民主主義へと接続していく流れにとても納得がいった。ケアするものを周縁に追いやる社会があり、同時にその中心でケアすることから「パス」され続けた男性を生み出してきた社会がある。いまの弱者男性の問題は、ふとしたときにあらゆるセーフティネットからこぼれ落ちてしまう男性たちのことで、新自由主義が追い求めてきた社会がもたらしたものの結果なんだろなと、いろんなことを考えた。2025/02/06

takao

2
ふむ2024/07/12

tkg

1
分かったような分からなかったような…。指摘の重要性は納得できるが、我々がどうしていくべきなのか、いまいちイメージがつかない。2025/01/16

koba23

1
この本の通りなのだと思うけど、なんかピンと来なかった。なぜだろう?2024/10/23

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