出版社内容情報
政党の本質はどのように変化したか。国家への浸透と政党間の共謀によって特徴づけられる新たなタイプの政党モデルについて論じる。
政党の機能や支持の低下、無党派層の増大など、近年では政党に対して否定的な見方が示されるようになった。しかし、今もなお政党が政治の中心に位置することには変わりがない。本書は、もはや政党が社会(有権者)とのつながりを重視せず、国家機関の一部となって存続しているとするカルテル政党論を体系的に解説する。
【原著】Richard S. Katz and Peter Mair, Democracy and the Cartelization of Political Parties (Oxford Univ Press, 2018)
内容説明
政党の本質はどのように変化したか。国家への浸透と政党間の共謀によって特徴づけられる新たなタイプの政党モデル。
目次
第1章 問題の所在
第2章 政党の台頭と衰退
第3章 党内権力の所在
第4章 政党と相互関係
第5章 政党と国家
第6章 カルテル政党
終章 カルテル政党とポピュリスト的反対党
著者等紹介
カッツ,リチャード[カッツ,リチャード] [Katz,Richard S.]
ジョンズ・ホプキンズ大学政治学部教授。Ph.D.元European Journal of Political Research共同編集長(2006‐2012)
メア,ピーター[メア,ピーター] [Mair,Peter]
元欧州大学院比較政治学部教授。Ph.D.。2011年逝去
岩崎正洋[イワサキマサヒロ]
1965年生まれ。東海大学大学院政治学研究科博士課程後期修了。博士(政治学)。杏林大学社会科学部・総合政策学部助教授、日本大学法学部助教授、同准教授を経て、日本大学法学部教授。専門は比較政治学
浅井直哉[アサイナオヤ]
1990年生まれ。日本大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。日本大学法学部特別助教を経て、現在は日本大学法学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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