出版社内容情報
軍事力は戦争のためだけにあるのではない。いま日本に必要な「防衛外交」を一流の専門家が総合的に論じる、安全保障の必読本!
冷戦後、軍事アセットを使って相手国との関係強化や地域の安定化を図る「防衛外交」が行われるようになってきた。アジアでも中国の軍事外交が活発化し、それに対抗する防衛外交が各国で急ピッチで進んでいる。日本の安全保障を考える上で避けて通れないこの新しい潮流を、新進の研究者や防衛省・自衛隊の元幹部が正面から論じる。
内容説明
冷戦後、艦艇や航空機などの軍事アセットを使って相手国との関係強化や地域の安定化を図る「防衛外交」が世界各国で行われるようになってきた。アジアでも中国の「軍事外交」が活発化し、それに対抗する防衛外交が各国で急ピッチで進んでいる。日本の安全保障を考える上で避けて通れないこの課題を、新進気鋭の研究者や防衛省・自衛隊の元幹部が多角的に検証する。
目次
防衛外交がなぜ日本に必要か
第1部 防衛外交の論理(「防衛外交」とは何か―平時における軍事力の役割;防衛外交の潮流と課題;戦略的コミュニケーションと防衛外交)
第2部 日本の防衛外交(防衛省・自衛隊が行う防衛外交;活性化する日本の防衛外交―インド太平洋への広がりとツールの多様化)
第3部 先進各国の取り組み(イギリスの防衛外交・防衛関与―新たな古典的役割の模索;フランスの防衛・安全保障協力―世界大の軍事ネットワークを土台とした危機管理;オーストラリアの地域防衛関与―南太平洋と東南アジアにおける「足跡」 ほか)
日本の防衛外交の現状と将来に向けての提言