出版社内容情報
平和を科学的に研究し、その成果を共有するためには何が必要か。国際社会の平和について学ぶ上で基本となる事項をわかりやすく解説。
平和学は、戦争、貧困、開発、人権といった様々なテーマが関係する分野である。本書ではこのような国際関係論のテーマと平和学を関連づけ、平和学の歴史、そして平和や戦争をどのように理解するべきなのかを、初学者にもわかりやすく説明し、さらに行動学としての平和学、すなわち、平和構築方法論のエッセンスを提供する。
内容説明
平和や戦争をどのように理解するべきか。国際社会の平和について学ぶ上での基本事項をわかりやすく解説し、平和構築方法論のエッセンスを提供する。
目次
第1部 学問としての平和学(平和学と国際関係論;国際社会のモデル化;平和の概念整理)
第2部 現代型平和学の発達とパラダイムチェンジ(現代型平和学以前の平和学;紛争の科学的分析の登場;ゲーム理論による発展;平和ならざる状態(ピースレスネス)
構造的暴力と積極的平和
平和学の制度化)
第3部 平和学を学ぶ上での事象の背景(紛争関連資料の集め方・読み方;核兵器と安全保障;経済関連指標と世界の現実;貧困者の声)
著者等紹介
多賀秀敏[タガヒデトシ]
1949年、千葉県生まれ。1981年、早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。修士(法学)。新潟大学法学部助教授、同教授を経て、早稲田大学社会科学総合学術院教授。2020年、退職。1978年から1981年まで日本平和学会事務局長、2002年から2005年まで北東アジア学会長。2009年から2013年まで早稲田大学社会科学総合学術院長。専門は、平和学および国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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