軍事組織の知的イノベーション―ドクトリンと作戦術の創造力

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軍事組織の知的イノベーション―ドクトリンと作戦術の創造力

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302871
  • NDC分類 390
  • Cコード C3031

出版社内容情報

軍事組織は大きな問題に直面したとき、その解決方法をどのように生み出していったのか。その知られざる知的創造力を描き出す。

軍事組織は時代の変化、環境の変化、そして敵の変化に直面しており、さまざまな問題を解決しなければならない。そのための方法論をどうすれば生み出し、そして定着させることができるのか。米英日を事例として、戦争の術と科学の発展過程を分析し、軍事組織の高等教育、そして作戦術の発展過程を解明した著者渾身の博士論文を書籍化。

内容説明

軍事組織は時代の変化、環境の変化、そして敵の変化に直面しており、さまざまな問題を解決しなければならない。そのための方法論をどうすれば生み出すことができるのか、そしてどうやって定着させることができるのか。アメリカ、イギリス、日本を事例として、戦争の術と科学の発展過程を分析し、軍事組織の高等教育とイノベーション、そして作戦術の革新を解明した博士論文を書籍化。

目次

軍事組織における知の創出
第1部 近代軍事組織の知的イノベーション(米国海軍とネイバル・アカデミズム―19世紀から20世紀へ;日本海軍と海軍大学校の挑戦―明治期;知的変革のできなかった日本海軍―大正・昭和期;到達点と出発点―敗戦から海上自衛隊黎明期へ)
第2部 現代の軍事組織と知的イノベーション(作戦術が変え続ける軍事組織;甦る米国陸軍と「作戦術」中心の知的組織への挑戦;作戦術が強化した同盟関係―英国の挑戦)
軍事組織と問題解決の方法論

著者等紹介

北川敬三[キタガワケイゾウ]
1968年山口県宇部市生まれ。1993年に米国海軍兵学校を卒業後、幹部自衛官として海上自衛隊に勤務。2007年に防衛大学校総合安全保障研究科修士課程を修了。2015年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を単位取得退学し、2018年に本書のもとになった博士論文を同研究科に提出して博士(政策・メディア)を取得。国連兵力引き離し監視隊司令部副広報幕僚、海上幕僚監部防衛課、護衛艦まつゆき艦長、在英国防衛駐在官、海上自衛隊幹部学校戦略研究室長などを経て、現在、海上自衛隊第2護衛隊司令、1等海佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てっき

4
海自の誇る異端児、北川敬三の新刊。米陸海軍、帝国海軍、海自、英陸軍が如何に『作戦術』を創造または受容していったのかを分析して、そこから、軍事組織においてドクトリンを制定し、それを教育により普及徹底し、組織の思考形態を改変していくか、について『方法論』の重要性を強調しながら考察している。ここでいう『方法論』とは、いわゆるSOPではなく、目的目標から行動に至る思考過程そのものを指すものであり、ガワだけでは失敗する、というのを帝国海軍の実例をもって紹介されている。 非常に興味深く読めました。再読して勉強します。2020/05/07

ymazda1

3
本書の主題である軍事ドクトリンを先取りした、天才が居なくても回る組織を目指した人物として、秋山真之を描いているのが、おもしろい・・・でも、天才秋山の丁字作戦伝説じゃないけど、秋山の理念は早々に失われていく・・・これって、戦国・維新好きの日本人の、今も昔も変わらない病理なんかも・・・あと、ベトナム戦争における作戦術の不在の話は、オリバー・ストーンの映画じゃないけど、末端部隊=プラトーンの虚無感とウラオモテな感じがして、心象的だった・・・あと、音信が途絶えて久しいけど、著者は、古い知り合いだったりする。。。

y-kun

3
軍事プロフェッショナル(実務)の著者が膨大な一次史料を中心に作戦術(オペレーショナルアート)の萌芽、発展を丁寧に論じた名著。実務、研究の立場を問わず、国家安全保障に携わる人々にとって必読の一冊。2020/05/05

まいける

0
現役海上自衛官である筆者による、軍事組織における問題解決の方法論確立についての研究書。19世紀末の日米海軍における用兵思想、20世紀後半の米英陸軍における作戦術やドクトリンの発達を題材に、軍事組織におけるイノベーションの萌芽と発展、これに伴う高等教育の変革と組織知としての制度化プロセスについて分析している。問題解決のためには何を考えるか、ではなくどのように考えるかが重要であり、これらの方法論を追究するため、高級軍人には創造性と柔軟性が求められ、絶えず過去に学び知的再生産と組織改革を継続していく必要がある。2021/06/12

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