出版社内容情報
軍事組織は大きな問題に直面したとき、その解決方法をどのように生み出していったのか。その知られざる知的創造力を描き出す。
軍事組織は時代の変化、環境の変化、そして敵の変化に直面しており、さまざまな問題を解決しなければならない。そのための方法論をどうすれば生み出し、そして定着させることができるのか。米英日を事例として、戦争の術と科学の発展過程を分析し、軍事組織の高等教育、そして作戦術の発展過程を解明した著者渾身の博士論文を書籍化。
内容説明
軍事組織は時代の変化、環境の変化、そして敵の変化に直面しており、さまざまな問題を解決しなければならない。そのための方法論をどうすれば生み出すことができるのか、そしてどうやって定着させることができるのか。アメリカ、イギリス、日本を事例として、戦争の術と科学の発展過程を分析し、軍事組織の高等教育とイノベーション、そして作戦術の革新を解明した博士論文を書籍化。
目次
軍事組織における知の創出
第1部 近代軍事組織の知的イノベーション(米国海軍とネイバル・アカデミズム―19世紀から20世紀へ;日本海軍と海軍大学校の挑戦―明治期;知的変革のできなかった日本海軍―大正・昭和期;到達点と出発点―敗戦から海上自衛隊黎明期へ)
第2部 現代の軍事組織と知的イノベーション(作戦術が変え続ける軍事組織;甦る米国陸軍と「作戦術」中心の知的組織への挑戦;作戦術が強化した同盟関係―英国の挑戦)
軍事組織と問題解決の方法論
著者等紹介
北川敬三[キタガワケイゾウ]
1968年山口県宇部市生まれ。1993年に米国海軍兵学校を卒業後、幹部自衛官として海上自衛隊に勤務。2007年に防衛大学校総合安全保障研究科修士課程を修了。2015年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を単位取得退学し、2018年に本書のもとになった博士論文を同研究科に提出して博士(政策・メディア)を取得。国連兵力引き離し監視隊司令部副広報幕僚、海上幕僚監部防衛課、護衛艦まつゆき艦長、在英国防衛駐在官、海上自衛隊幹部学校戦略研究室長などを経て、現在、海上自衛隊第2護衛隊司令、1等海佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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