中国の領土紛争―武力行使と妥協の論理

個数:
電子版価格
¥7,040
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中国の領土紛争―武力行使と妥協の論理

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2024年04月29日 15時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302796
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C3031

内容説明

中国は領土紛争において、強硬な政策をとることが多いのか?妥協的な政策をとることが多いのか?どのような場合に武力行使に踏み切り、どのような場合に妥協するのか?気鋭のアメリカ人中国研究者が大量の中国語史料と鋭い理論的視野をもって建国以来すべての領土紛争を検証し、国内の民族問題と対外政策の密接なリンクを浮かび上がらせる。日本人がもはや無視できない中国の武力行使の条件を解き明かす好著がついに完訳!日本語版のために尖閣問題を論じたエピローグも特別収録。

目次

序論
第1章 領土紛争における協調とエスカレーション
第2章 一九六〇年代の辺境部の紛争における協調
第3章 一九九〇年代の辺境部の紛争における協調
第4章 辺境部の紛争におけるエスカレーション
第5章 国家統一をめぐる紛争
第6章 島嶼部における紛争
結論
エピローグ 尖閣諸島をめぐる紛争―なぜ中国はエスカレーションを選んだのか
付録 中国の領土紛争の起源概観

著者等紹介

フレイヴェル,テイラー[フレイヴェル,テイラー] [Fravel,M.Taylor]
1993年にミドルベリー大学卒業。2004年にスタンフォード大学大学院博士課程修了、Ph.D.(政治学)を取得。ハーヴァード大学フェロー、マサチューセッツ工科大学准教授などを経て、現在、マサチューセッツ工科大学政治学部教授。専門は国際関係論、とくに中国・東アジアの安全保障

松田康博[マツダヤスヒロ]
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、同大学で博士(法学)を取得。防衛省防衛研究所主任研究官、東京大学東洋文化研究所准教授などを経て、東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国・台湾の政治外交、東アジア国際政治など。主著:『台湾における一党独裁体制の成立』(慶應義塾大学出版会、2006年、発展途上国研究奨励賞受賞、樫山純三賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

89
我が国の尖閣諸島周辺海域に公船をずっと居座らせ、南シナ海でベトナム船を沈め、今また領土紛争地域でインドとの銃火器を用いない衝突を行うなど、周辺国とのトラブルが絶えない最近の中国。中国は果たして建国以来、領土紛争をどの様に解決してきたのか、武力に頼る場面は多かったのか。繰り返されてきた紛争について全て丹念に読み解き、「中国は領土や主権の争いにおいて、武力を用いるよりも妥協により解決を図ることが多かった。」と驚くべき結論を導き出すのが本書です。(1/6)2020/06/27

coolflat

12
1949年以降、中国は自らが抱える23の領土紛争のうち17で妥協(相手国が領有権を主張している領土に対する自国の主張を取り下げる事、もしくは係争地域の統治を相手国に移譲する事)しようとしてきた。これらのうち15で二国間協定による最終合意がなされた。中国が妥協を示したのはほぼ全て辺境部を巡る紛争においてで、対象的に島嶼を巡る4つの紛争(パラセル諸島、スプラトリー諸島、尖閣諸島、台湾)のうち、中国が妥協しようとしたのは一度(パラセル諸島)だけであり、国家統一を巡る紛争(台湾)では一度も妥協しようとしていない。2022/06/10

g_eiru

2
中国が領土紛争に対してどういう対応をしてきたか、その理由は何か、という事についての本 中国は領土拡張主義的だという偏見がありますが、実際はかなり妥協をしており、清朝の支配地域であっても国内の独立運動等を防止する為には諦める、という戦略を取っている 日本人については尖閣諸島の話に関心がありますが、割と内陸部の話が多めだった 中国の内陸部については知らないことが多いので、それについての本も読みたいですね2020/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14112305
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。