海洋戦略論―大国は海でどのように戦うのか

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302758
  • NDC分類 397.3
  • Cコード C3031

出版社内容情報

主要6カ国の海洋戦略を追い、その変化の決め手を探る。戦略研究のフロンティアを切り拓き、安全保障環境の見取り図を示す一冊。

内容説明

冷戦末期から21世紀現在まで、いったい何が主要国の海洋戦略を決めてきたのか?シーパワーの米国、英国、日本と、ランドパワーのロシア、中国、インドの計6カ国を、領域拒否、制海、戦力投射の3点から比較し、海洋領域における軍事戦略を理解するための包括的な視座を提供する。社会科学方法論で戦略研究のフロンティアを切り拓き、安全保障環境の新たな見取り図を示す画期的な研究。

目次

第1部 海洋戦略の理論的視座(海洋戦略とは何を論じるものなのか;海洋領域における軍事戦略の構成要素と分析枠組み)
第2部 海洋国家の海洋戦略を読み解く(米国:制海と戦力投射への依存;英国:低下する戦力と、変わらない戦力組成;日本:ソ連・中国に対する領域拒否と制海の追求)
第3部 大陸国家の海洋戦略を読み解く(ロシア:一貫した領域拒否と限定的な戦力投射;インド:典型的ランドパワーからインド洋の制海へ;中国:領域拒否から制海と戦力投射へ)
結論 海洋戦略をめぐる因果推論

著者等紹介

後瀉桂太郎[ウシロガタケイタロウ]
2等海佐、防衛省海上幕僚監部防衛課勤務(内閣府総合海洋政策推進事務局出向)。練習艦隊司令部、護衛艦みねゆき航海長、護衛艦あたご航海長、護衛艦隊司令部、海上自衛隊幹部学校研究部員/戦略研究室教官などを経て2018年4月より現職。1997年に防衛大学校国際関係学科卒。2017年に政策研究大学院大学安全保障・国際問題プログラム博士課程修了、博士(国際関係論)取得。2018年にはオーストラリア海軍シーパワーセンター/オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学キャンベラ校客員研究員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キミ兄

4
マハンの制海理論やコーベットの海洋戦略論を整理し、海軍の軍事目的を領域拒否、制海、能力投射に区別。これで日米英中ロ印6か国の海軍戦略を分析していく。何よりも米国の制海能力が各国戦略立案の軸になっているのが分かる。そして中国がいかに戦略を変化させてきたのかも分かる。英国がフォークランドで苦戦したのは冷戦の影響だったとかも。 最後に最新技術の影響にも触れているが、ドローンなどのロボットやAIの影響への考察が無いのが残念。読んで損は無い。自分は久々にノートを取りながら読んだ。☆☆☆☆。2019/04/21

4
海上自衛官である著者の博士論文に大幅な加筆修正を加えたもの。米海軍の戦力造成を語るときによく言われる「制海か戦力投射か」というところを超えて、「制海・戦力投射・領域拒否」という3つの軸で米英日露印中の冷戦末期〜現在までの戦略を捉えていく。中国のA2/ADが盛んに言われる中で、でもそれって中国特有ではないよねという話を踏まえてよく整理されている。また、「領域拒否の相殺」とでもいうべき発想は、中国の海洋進出に対してなぜ日本が領域拒否的能力の向上(潜水艦やSSMの増勢)を図るかという点に有力な説明をしてくれる。2019/03/15

てっき

2
現役海上自衛官による米ロ英印日中の海洋戦略について、米国の海洋戦略との関係を踏まえつつ、制海・接近拒否・戦力投射の三つの視点からの分析によって、各国の各時代における海洋戦略を分類・分析したもの。 実務者ゆえに、非常に現実的であるが、その一方で非常に論理的であり、学術家からの批判にも大いに耐えうる内容。 マハンやコーベットといった大家を知らない自分であるが、それでも歴史を踏まえ、国家戦略と海洋戦略のリンクが非常に分かり易く理解できた。 しかし、なによりも感動したのは後書き。アマゾンレビューは伊達ではなかった2019/10/22

さっきぃ☆

1
本書は現役の海自の幹部が、博士論文としてまとめたものを出版したもの。日米英をシーパワー(海洋)国家、露中印をランドパワー(大陸)国家に分類し、海洋戦略を領域拒否、制海、戦力投射の観点から分析している。内容が結構専門的なので、軍事学の初習者には難解かもしれないが、切り口と分類が明確で海上における軍事戦略を理解することができると思う。2019/12/20

adatic

0
日米英中露印6カ国の海軍戦略を「領域拒否、制海、戦力投射」の三視点から読み解く。何かにつけ「地政学」と言ってしまいがちな迂闊な人、中国の海洋進出に一言言わずにはおれない人はまず本書を一読するのをお勧めする。2020/08/09

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