社会民主主義は生き残れるか―政党組織の条件

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社会民主主義は生き残れるか―政党組織の条件

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  • サイズ A5判/ページ数 198,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302512
  • NDC分類 315.33
  • Cコード C3031

出版社内容情報

なぜここまで低迷しているのか? 分岐点はどこにあったのか? イギリス、ドイツ、日本を比較し、政党組織のあり方から答えを探る。

序章 社会民主主義の分岐点

 1 社会民主主義の分岐

 2 制度としての政党組織

 3 戦略的・政策的柔軟性と政党組織

 4 政党組織の変化を説明する



第1章 イギリス労働党──政党組織改革の条件

 1 問題の所在

 2 労働党の組織改革

 3 政党内アクターと優越連合─分析の枠組

 4 戦後労働党における優越連合とその変化

 5 「立候補者選出ルール」の改革と優越連合の再編

 6 党大会改革と「新しい優越連合」の形成

 7 結び



第2章 ドイツ社会民主党──柔軟な政党組織から硬直化へ

 1 問題の所在

 2 政党システムか、政党組織か?──分析の枠組

 3 綱領改訂と政党組織──ゴーデスベルク綱領とベルリン綱領

 4 一九九〇年代の政党組織改革

 5 「新中道」から「ハンブルク綱領」へ

 6 結び



第3章 日本社会党?(結党?一九六〇年代前半)──政党組織の二重性

 1 問題の所在

 2 日本社会党の政党組織

 3 日本社会党の党内アクター

 4 「社会党-総評ブロック」の形成

 5 社会党統一から機構改革へ

 6 左傾化の制度的論理

 7 結び



第4章 日本社会党?(一九六〇年代後半?八〇年代)──路線転換の限界

 1 問題の所在─社会民主主義政党と路線転換

 2 優越連合・政治的交換・離脱と発言──分析の枠組

 3 『道』制定から再建論争へ

 4 江田離党と『道』見直し

 5 労働戦線統一の進行と『道』見直し

 6 結び



終章 社会民主主義は生き残れるか

 1 生き残りの条件

 2 社会民主主義の第二の危機?

 3 政党組織改革の第二ステージへ



あとがき

引用文献一覧

人名索引

事項索引

近藤 康史[コンドウ ヤスシ]
近藤康史(筑波大学准教授)

内容説明

近年の選挙結果を見ると、民意の受け皿として日本から社会民主主義政党は消失したように見える。しかしヨーロッパでは、社民主義政党は政党システムの中で重要な一角を占め続けている。この「差」はなぜ生じたのか?路線転換の成否を分けた要因はなんだったのか?本書はイギリス労働党、ドイツ社会民主党、そして日本社会党を、その政党組織に焦点を当てて比較し、分岐の要因を照らし出す。

目次

序章 社会民主主義の分岐点
第1章 イギリス労働党―政党組織改革の条件
第2章 ドイツ社会民主党―柔軟な政党組織から硬直化へ
第3章 日本社会党1(結党~一九六〇年代前半)―政党組織の二重性
第4章 日本社会党2(一九六〇年代後半~八〇年代)―路線転換の限界
終章 社会民主主義は生き残れるか

著者等紹介

近藤康史[コンドウヤスシ]
1973年、愛知県に生まれる。名古屋大学法学部を卒業。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)を取得。現在:筑波大学大学院人文社会系准教授。専門は政治学、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんころもち

16
「なぜ日本にサンダースがいないか」といったことはある種愚痴のようにネット上で散見される。アメリカやイギリスでも主要政党において、社会民主主義と呼ばれる思想が一角を占め、それなりのモーメントを築いているのに、どうして日本では、という訳だ。この愚痴を比較研究にまで昇華させたのがこの一冊である。著者はイギリス労働党やドイツ社会民主党、日本社会党の政党改革を比較し、日本社会党は大衆政党に脱皮する本格的な改革に結びつかなかったことを指摘する。愚痴に対する一つの答えとも言うべき一冊。2017/02/27

Francis

11
イギリス労働党、ドイツ社会民主党、旧日本社会党の三か国の社会民主主義政党を例に、政党組織がどう変わり、そしてそれがどの様な結果を生み出したかを考察。政党と支持労組、あるいは政党と個人党員の関係などを詳しく分析しておりとても参考になった。ただ、著者が日本社会党の退潮ぶりを見て社会民主主義政党の研究を志した割には日本社会党に関する分析が甘い気がするが、それは私と同世代の著者が社会党がすでに退潮期に入っていた時期以降のみしか知らないからやむを得ないのだろう。2017/01/08

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