出版社内容情報
ベストな民主主義を探る政治学の名著待望の第2版をついに完訳!イギリス型デモクラシーを理想視する印象論にデータで異議を唱える。
内容説明
本当にイギリス型デモクラシーが理想なのか?イギリスを典型とする多数決型民主主義よりもコンセンサス型のほうが優れていることを実証した名著、待望の第2版!最新のデータを取り入れ、分析にますます磨きをかけ、民主主義の制度をデザインする重要性を解き明かす。
目次
民主主義体制のウエストミンスターモデル
民主主義体制のコンセンサスモデル
36の民主主義体制
政党制:二党制と多党制
内閣の類型:執政権の集中と共有
執政府と議会の関係:優越と均衡の諸形態
選挙制度:比例代表制と単純多数制・絶対多数制
利益媒介システム:多元主義とコーポラティズム
権力分割:連邦制と分権
議会:立法権の集中と分割
憲法:改正過程と違憲審査
民主主義体制の二次元概念図
ガバナンスへの帰結:コンセンサス型民主主義はより有効なのか
民主主義の質と「より寛容な」民主主義:コンセンサス型民主主義には効果がある
結論と提言
著者等紹介
レイプハルト,アレンド[レイプハルト,アレンド] [Lijphart,Arend]
1936年オランダ生まれ。イェール大学でPh.D.(政治学)を取得。カリフォルニア大学バークレー校助教授、ライデン大学教授を経て、1978年よりカリフォルニア大学サンディエゴ校教授。1995年から96年までアメリカ政治学会会長。現在、カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授。専門は比較政治、民主主義論
粕谷祐子[カスヤユウコ]
1968年生まれ。カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了、Ph.D.(国際政治)を取得。日本学術振興会特別研究員などを経て、慶應義塾大学法学部教授。専門は比較政治学、政治制度論、途上国の政治
菊池啓一[キクチヒロカズ]
1978年生まれ。ピッツバーグ大学博士課程修了、Ph.D.(政治学)を取得。筑波大学人文社会系研究員を経て、現在、日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員。専門は比較政治制度論、ラテンアメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
バーニング
中将(予備役)
Kenji Suzuya
睡眠学習