出版社内容情報
古来より海の交通として発展していた瀬戸内海の島々を、時代考証家として活躍している著者が書く紀行文。50の地域を収録。
内容説明
古代・中世・近代、そして現代…瀬戸内海は常に歴史の舞台だった!時代考証家の視点で書いたまったく新しい57の島紀行。
目次
第1章 村上海賊の島へ しまなみ海道
第2章 瀬戸内の古代史がよみがえる
第3章 瀬戸内の動乱の時代を生きた海賊たち
第4章 瀬戸内海航路で栄えた港
第5章 近代化を支えながら消えていく
第6章 小さな島の小さな島おこし
第7章 映画やドラマのロケ地になった風景
著者等紹介
山田順子[ヤマダジュンコ]
時代考証家。1953年広島県生まれ。専修大学文学部人文学科卒業。CMディレクター、放送作家を経て時代考証家となる。1982年から『クイズ面白ゼミナール』(NHK)の歴史クイズの出題・構成を担当。大人気ドラマ『JIN‐仁‐』『天皇の料理番』『この世界の片隅に』など、江戸時代から昭和まで、幅広い時代の時代考証や所作指導を担当。また、連載漫画、丸亀製麺などのCM、江戸東京博物館のイベントの時代考証など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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活字の旅遊人
35
瀬戸内海の島々を巡って書かれた紀行文。著者は時代考証家という肩書で、確かに歴史に関する視点が多い。瀬戸内海と言えばまずは海賊だが、それのみならず桃太郎伝説、古墳、北前船、明治以降の戦争など当然かもしれないが多岐に渡っている。それに加えておばちゃんのブログ的な遠慮があまりないようなコメントが随所に散らされている。だからだろうか、飽きることなく最後まで読み進められた。キリシタン大名が匿われた宇和島の戸島、遊郭や劇場が残る大崎下島、へき画アートの高井神島に興味を持った。島巡り、最近行ってないなあ。 2024/03/17
みみりん
7
今は人口が10人以下になってしまっている島も海が運送の中心だった時代は繁栄していた歴史がある。時代によって色々変わっていくのは仕方がないがその歴史ある施設等が朽ちないでほしい。2023/08/22
Junko Yamamoto
1
いや~島旅したい!2022/03/30