内容説明
グローバル化する世界のなかで、ヒト、組織、国家の期待が実現する社会の可能性を問う、新しい政治経済学の挑戦。
目次
第1部 新たな政治経済学へ(制度、合理性、期待:新しい政治経済学のための原理的考察;政治理論における期待、制度、合理性)
第2部 紛争における期待と制度(国内観衆費用の起源:態度、期待、制度;国内の「期待」と国際危機のエスカレーション)
第3部 民主化をめぐる期待と制度(政治競争、レント・シーキング、汚職:チリにおける「クリーンな」政府の誕生;選挙権威主義体制の持続と崩壊の論理:経験的検証)
第4部 国際社会への期待と制度(自由貿易の政治的基盤:人はいかにして自由貿易を支持するのか?;国際裁判における国家行動のゲーム理論的分析)
著者等紹介
田中愛治[タナカアイジ]
オハイオ州立大学政治学部博士課程修了(Ph.D.)。青山学院大学法学部教授などを経て現在、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)
河野勝[コウノマサル]
スタンフォード大学政治学部博士課程修了(Ph.D.)。ブリティッシュ・コロンビア大学政治学部助教授などを経て現在、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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