心理学の実験倫理―「被験者」実験の現状と展望

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326298969
  • NDC分類 140.7
  • Cコード C3011

内容説明

心理学者が実験を進める上で直面する倫理的問題とは何か。様々な倫理規程から何が求められているかを読み解き、参加者に関わる問題を中心に、安全な実験環境を構築するための方策を示す。

目次

第1章 心理学の実験倫理
第2章 実験実施上の諸問題
第3章 アメリカでの参加者プールの運用例
第4章 実験倫理の別の視点―非成人の参加と欺瞞手続
第5章 日本国内の現状調査
第6章 よりよい実験実施のためのQ&A集

著者等紹介

河原純一郎[カワハラジュンイチロウ]
1970年生まれ。産業技術総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門認知行動システム研究グループ主任研究員

坂上貴之[サカガミタカユキ]
1953年生まれ。慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MasakiZACKY

2
心理学の実験倫理のあり方や現状を非常に実践的な観点で述べた一冊。日本ではまだしっかりと定着していないが、今後どんどんと基盤を築かねばならない。倫理審査委員会の話題を中心として、実験実施の各段階で留意すべきことや参加者プール制度について詳しい記述がある。特に著者が実施した日本の現状調査は貴重であり、その遅れを感じさせる。著者の事例や最後のQ&Aはとりわけ実践的で後々役に立ちそう。倫理に気を使うあまり科学の進展や社会のために必要な実験まで出来なくなるという偏見が正直あったが、見方が変わることができてよかった。2013/11/30

K. Kiri

0
 1年位前に買った本です。「つまみ食い」はしていたのですが、今になって通しで読んでみました。  基本的には、「実験で生じうるリスクの回避」と「人権の尊重および自発参加」を中心とした実験倫理が説明されています。そのため、実験の理念や倫理、それにもとづくプライバシーの保護といった箇所に重点が置かれており、読者層は研究者=割と上の立場の人間に絞られてくると思いました(バイト先のユニットリーダーが筆者陣の1人に入っているのですが、その人曰く「あまり売れていない」そうです)。もちろん、このような話は学部生も知ってお2014/11/06

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