出版社内容情報
高学歴化が進むなかで短期大学はどのような役割を果たしうるのか。ある女子短大の具体的で詳細な実例をもとに〈女らしさ〉を求める教育から自立をめざす教育への転換をみる。
私が本書で明らかにしたいのは以下のような問いである。
女性の四大志向が高まりつつあるにもかかわらず、なぜ
白藤の学生たちは短大を選択したのだろうか。彼女たち
は何を求めているのだろうか。学校や職場、社会におけ
る性差別を彼女たちはどの程度意識しているのだろうか。
・・・・・・彼女たちによって 「生きられた文化」 は、どのよう
に彼女たちの職業や家庭生活についての将来設計とかか
わっているのだろうか。 (第一章より)
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【目次】
はじめに
第1章 変わりゆく短期大学
第2章 白藤女学院短期大学
第3章 白藤女学院のジェンダー文化
第4章 学生たち
第5章 クラスルーム1
第6章 クラスルーム2
第7章 国際化とはどうすることか
第8章 女性学は学生を変えるか
第9章 短大はどこへ行く
付 論 研究方法をめぐって
おわりに
文献
索引
内容説明
教育現場に自信と誇りを取り戻すことはできるだろうか。偏見にみちた短大のイメージを壊し、学生と教員の本音を引き出す。
目次
変わりゆく短期大学
白藤女学院短期大学
白藤女学院のジェンダー文化
学生たち
クラスルーム
国際化とはどうすることか
女性学は学生を変えるか
短大はどこへ行く
研究方法をめぐって