出版社内容情報
「学習としての評価」という考え方に立ち、重点科目での埋め込み型パフォーマンス評価に着目して学習成果の可視化の枠組を検討する。
たえず教育成果・学習成果の測定・評価が要請される時代、教える側、学ぶ側の双方にとって評価を意味あるものにするためには何が必要なのか。大学教育を中心に、「学習としての評価」という考え方に立って学習成果の可視化(評価)の枠組みを示し、「重点科目での埋め込み型パフォーマンス評価」の考え方と実践を紹介する。
内容説明
測りすぎの時代に、教える側、学ぶ側の双方にとって学習評価を意味あるものにすることは可能か。「学習としての評価」という考え方に立ち、理論的、実証的、実践的な検討を行う。
目次
序章 「測りすぎ」の時代
第1章 学習評価とは何か
第2章 学習成果とその評価の多様性
第3章 パフォーマンス評価の理論―ルーブリックを再考する―
第4章 パフォーマンス評価の事例
第5章 測りすぎ・測りまちがい
第6章 長期的な学びと成長の評価―プログラムレベルの学習評価の方法―
終章 測りすぎの時代の学習評価論の射程
著者等紹介
松下佳代[マツシタカヨ]
京都大学大学院教育学研究科教授。京都大学博士(教育学)。1960年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学教育学部助手、群馬大学教育学部助教授、京都大学高等教育教授システム開発センター助教授、高等教育研究開発推進センター教授を経て、2022年10月より現職。現在、日本カリキュラム学会代表理事、大学教育学会会長、日本学術会議連携会員等を務める。専門は、教育方法学、大学教育学。とくに能力、学習、評価をテーマに研究と実践支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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