出版社内容情報
APAスタイルの論文を書く上で、何をどこまで報告するべきか。問題、方法、結果、考察といったセクションごとに具体的に解説する。
本書はアメリカ心理学会が作成した量的研究に関する学術論文報告基準についてのガイドである。タイトルやアブストラクトをどのように作成するべきかや、仮説の設定や考察を執筆する際に役立つ本質的な提言だけでなく、構造方程式モデリングやベイズ統計の報告基準など、最新の手法にも対応。APAスタイルでの論文執筆に必携の書!
【原著】Harris Cooper, Reporting Quantitative Research in Psychology: How to Meet APA Style Journal Article Reporting Standards, Second Edition, Revised(American Psychological Association, 2020)
内容説明
APAスタイルでの論文執筆に必携の書!量的研究を報告するための現代的なスタンダードを、ふんだんな実例とともに解説する。
目次
第1章 心理学研究のための報告基準:なぜ必要なのか、どんなものか
第2章 舞台を立ち上げる:タイトルページ、アブストラクト、序論
第3章 行ったことを詳細に:方法のセクション
第4章 研究デザインを書く:実験操作を伴う研究と伴わない研究
第5章 データと統計的分析をまとめる:結果のセクション
第6章 その他のデザイン上の特徴を報告する:縦断研究、追試研究、単一被験者による研究、臨床試験
第7章 結果の解釈:考察のセクション
第8章 リサーチ・シンセシスとメタ分析の報告
第9章 学術論文報告基準とメタ分析報告基準の成り立ちと今後の活用
著者等紹介
クーパー,ハリス[クーパー,ハリス] [Cooper,Harris]
博士はデューク大学のヒューゴ・L・ブロムクヴィスト特別教授(心理学・神経科学)。デューク大学とミズーリ大学コロンビア校の心理学科長、デューク大学の社会科学部長を歴任(2017‐2018年)
井関龍太[イセキリュウタ]
大正大学人間学部准教授、博士(心理学)。筑波大学大学院一貫制博士課程心理学研究科博士課程修了
望月正哉[モチズキマサヤ]
日本大学文理学部教授、博士(心理学)。日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了
山根嵩史[ヤマネタカシ]
川崎医療福祉大学医療福祉学部講師、博士(心理学)。広島大学大学院教育学研究科教育人間科学専攻博士課程後期修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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