出版社内容情報
今後求められるライフキャリア教育とは何か。大学生への質的調査をもとに、社会正義や社会的公正を志向するキャリア教育を論じる。
現代キャリア教育の問題点を整理するとともに、PBL(問題解決型)キャリア教育とライフキャリア教育、社会正義志向、キャリア教育とケアの倫理との関連性等について、時系列データを含めつつ多面的に分析する。そのうえで、キャリア教育における社会正義,社会的公正への視点、「公益への配慮」を育む観点の重要性を論じる。
内容説明
今後求められる「ライフキャリア教育」とは何か。従来型の職業準備教育としてのキャリア教育を批判的に捉え、公共性や共生社会を目指すためのオルタナティブなライフキャリア教育を提言する。
目次
序章 本書の目的とその視角
第1章 キャリア教育と社会正義
第2章 キャリア教育とケアの倫理
第3章 キャリア教育とスピリチュアリティ
第4章 経験知とキャリア選択
第5章 職業キャリアに及ぼす経験と自己省察の多様性
第6章 キャリア教育の思想的基盤と潮流
終章 ライフキャリア教育の探究
著者等紹介
前田信彦[マエダノブヒコ]
1961年生まれ。1992年上智大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)日本労働研究機構(現、労働政策研究・研修機構)研究員などを経て現在、立命館大学産業社会学部教授。立命館大学キャリアセンター部長、キャリア教育センター長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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