目次
序章 「国語」教育における声と文字への視線―課題と方法
第1章 「言語活動」概念の誕生―小林英夫によるソシュール言語学の導入と1930年代におけるその影響
第2章 規範としての日本語の音を創出する戦略―1930年代におけるローマ字論争と時枝言語過程説
第3章 植民地/占領地における音声言語の諸相―1930‐40年代における外国語としての「日本語」教授理論をてがかりとして
第4章 西尾実における言語活動主義の誕生とその展開
第5章 「国民科国語」の成立と1940年代の「国語」教育
第6章 戦後「国語」教育における声と文字―戦前と戦後の連続と断絶
終章 「国語」の「伝統」と「革新」をめぐって
著者等紹介
渡辺哲男[ワタナベテツオ]
1977年埼玉県に生まれる。2006年日本女子大学大学院人間社会研究科教育学専攻博士課程後期単位取得退学。博士(教育学)(日本女子大学)。現在、滋賀大学教育学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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