内容説明
学力低下、格差拡大、少子化などの問題解決に向け「放課後という時間」に注目するフランス、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、イギリス、アメリカ、オーストラリア、韓国の政策動向と国内事例を紹介。
目次
日本の放課後の現状
第1部 諸外国の放課後対策(フランス―集団的余暇によって人間形成の活性化を目指す学童保育;ドイツ―公的な補助による多様な放課後活動と年齢拡大型学童保育の増加;スウェーデン―子どもの権利としての保育;フィンランド―社会的包摂の一翼を担う学童保育;イギリス―学校と学校外活動の連携で教育・福祉の充実をめざす;アメリカ―社会格差の改善をめざした教育機会の提供;オーストラリア―学童保育の認証制度とユニークで多様な放課後対策;韓国―放課後対策における教育福祉の試み)
第2部 国内の放課後対策の事例(自治体の取り組み;私立学校・企業の取り組み;民間非営利組織の取り組み)
日本の放課後対策の課題―「放課後子どもプラン」に期待すること
著者等紹介
池本美香[イケモトミカ]
1966年生まれ。1989年、日本女子大学文学部英文学科卒業。2000年、千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了/博士(学術)。現在、(株)日本総合研究所調査部主任研究員。専門分野は少子化社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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