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現代イギリスの教育行政改革

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  • サイズ A5判/ページ数 290,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326250516
  • NDC分類 373.2
  • Cコード C3037

内容説明

ブレア政権の教育政策の独自性とはなにか。サッチャー政権との違いを明らかにし、1980年代以降今日に至るまでのイギリス教育改革を検証する。

目次

デュルケム理論とイギリス教育制度改革
第1部 多元主義とジュルケム理論(デュルケムの社会理論;多元化社会における公教育理論)
第2部 イギリスの教育行政制度改革―保守党とブレア労働党LEA政策の連続性と断絶(公教育制度における中間権力としての地方教育当局―保守党とブレア労働党のLEA政策比較分析;LEA政策の鍵概念としてのアカウンタビリティ;教育供給主体の多様化政策―イギリス一九九三年教育法の意義;多元化社会における民主的教育制度としての学校選択制度の可能性)
第3部 多元化社会における価値教育の問題(公教育制度における価値教育の位置と内容;国家道徳と市民道徳;新しい社会統合原理としての「シティズンシップ教育」;多元化社会における公教育のゆくえ)

著者紹介

清田夏代[セイダナツヨ]
1968年新潟県生まれ。1992年国際基督教大学教養学部卒業。2003年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。博士(教育学)。東京都立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

ブレア政権による教育政策の独自性とは何か。サッチャー政権のそれと比較しつつ、1980年代以降のイギリスにおける教育改革を検証する。

多元化する現代社会に対応する教育制度とはどのようなものか。また、シティズンシップ教育とは何か。デュルケム理論の最新研究を視野に、地方教育当局の位置付けをはじめとするブレア労働党政権とサッチャー保守党の教育政策の違いを明らかにし、多元化社会における公教育制度のあり方を展望する。

関連書:木村一子『イギリスのグローバル教育』(小社刊)


序章 デュルケム理論とイギリス教育制度改革
1 現代社会の多元化状況と公教育制度の課題
2 サッチャー/ブレア政権とイギリス教育改革の意義と課題
3 デュルケム社会=教育理論研究の動向
4 本書の構成

第Ⅰ部 多元主義とデュルケム理論

第一章 デュルケムの社会理論
1 デュルケム社会理論の基本的性格
2 抑制と均衡の国家理論
3 多元主義と原理主義──デュルケム社会理論の限界

第二章 多元化社会における公教育理論
1 デュルケム教育理論への関心
2 多元化社会の文脈におけるデュルケムの教育理論
3 二次的集団としての学校の機能
4 国家─教師─生徒
5 多様な教育供給への示唆

第Ⅱ部 イギリスの教育行政制度改革
──保守党とブレア労働党 LEA政策の連続性と断絶──

第三章 公教育制度における中間権力としての地方教育当局
──保守党とブレア労働党のLEA政策比較分析──
1 保守党の教育政策
2 ブレア労働党の教育政策理念
3 ブレア労働党によるLEA政策の実践

第四章 LEA政策の鍵概念としてのアカウンタビリティ
1 ブレア労働党政権における中央集権性の強化
2 ブレア労働党政権下におけるアカウンタビリティ政策の運用
3 ブレア労働党政権下での中央集権性の強化の意義

第五章 教育供給主体の多様化政策
──イギリス1993年教育法の意義──
1 ウォルフォードVS.ハーグリーブズ論争
2 イギリス社会の多元化の進行
3 1993年教育法の意義と可能性

補論 多元化社会における民主的教育制度としての学校選択制度の可能性
1 日本における学校選択論争
2 抑制と均衡の原理に基づく学校選択制度の批判的検討
3 親の教育の自由と子どもの権利

第Ⅲ部 多元化社会における価値教育の問題

第六章 公教育制度における価値教育の位置と内容
1 道徳問題の再燃
2 道徳教育と国家の中立性
3 コンドルセにおける「非宗教的道徳教育」

第七章 国家道徳と市民道徳
1 国家の「非」中立性と道徳のニ類型
2 デュルケムの多元主義とシティズンシップ観

第八章 新しい社会統合原理としての「シティズンシップ教育」
1 イギリスにおける政教分離の思想
2 イギリス公教育制度における宗教教育
3 シティズンシップ教育──新たな道徳教育の枠組──

結章 多元化社会における公教育のゆくえ


あとがき
参考文献
人名索引
事項索引