出版社内容情報
東大「慰安婦問題」ゼミをライブ収録。秦郁彦、上野千鶴子、長谷川三千子、吉見義明など代表的論客が学生たちと真剣討論!
本書は東京大学で行われた「慰安婦問題ゼミ」をライブ収録したもの。講師は和田春樹、秦郁彦、吉見義明、長谷川三千子、上野千鶴子、石原信雄、村山富市といった代表的論客たち。率直な語りおろしで頭を揺さぶり、「あの論争」の思考停止状態を挑発する。
[関連書]
大沼保昭 『「慰安婦問題」とは何だったのか──メディア・NGO・政府の功罪』(中公新書)
はじめに――「慰安婦」問題とは──/大沼保昭
1 和田春樹
歴史家は「慰安婦」にどう向き合うのか
2 秦郁彦
事実を確定するのが歴史家の任務
3 吉見義明
性暴力を生む構造こそ問題
4 上野千鶴子
歴史の再審のために
5 長谷川三千子
いまの常識で歴史を裁いてはいけない
6 石原信雄
河野談話はこうしてできた
7 村山富市
これからのアジアを考えるために
自らの思考を相対化するために――ほかの講師の方々──/岸俊光
あとがき
年表:「慰安婦」問題をめぐるおもな流れ
内容説明
ことあるごとに日本を悩ませる歴史認識問題。90年代以降、「慰安婦」問題はその最大の争点となってきた。本書は、この問題の渦中にいた学者、政治家、官僚が東京大学で行った講義と議論の様子を、臨場感たっぷりに記録したものである。言いっぱなしではなく、深く、強く、考えるために。
目次
1 和田春樹―歴史家は「慰安婦」にどう向き合うのか
2 秦郁彦―事実を確定するのが歴史家の任務
3 吉見義明―性暴力を生む構造こそ問題
4 上野千鶴子―歴史の再審のために
5 長谷川三千子―いまの常識で歴史を裁いてはいけない
6 石原信雄―河野談話はこうしてできた
7 村山富市―これからのアジアを考えるために
著者等紹介
大沼保昭[オオヌマヤスアキ]
1946年山形県生まれ。1970年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授(法学博士、国際法専攻)
岸俊光[キシトシミツ]
1961年愛媛県生まれ。1985年早稲田大学法学部卒業。現在、毎日新聞社学芸部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
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