出版社内容情報
シベリア抑留は日ソ両国にとってどう総括されるべきか。60万捕虜の1人として3年,身に覚えのない戦犯として7年の収容所生活を送った著者が苦渋の体験を踏まえて問う。
シベリア抑留とは、日ソ両国にとってどのように総括さ
れるべきか。60万捕虜の一人として3年、身の覚えのない
”反ソ敵対分子”、戦犯として7年、収容所生活を送った
著者が、苦渋に満ちた体験を踏まえて問う。
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【目次】
Ⅰ シベリア版戦後史11年
―兵隊1年有半、捕虜3年、囚人7年―
1 兵隊時代
2 捕虜時代 ―武装解除された関東軍兵士たち―
3 囚人時代
Ⅱ シベリア民主運動
―60万捕虜戦後史の端緒―
1 シベリア民主運動の明と暗
2 民主運動の諸相
3 中国共産党の日本人捕虜に対する処遇
4 民主運動の総括
Ⅲ 戦後史における日ソ関係の諸問題
―600万人対60万人の意味するもの―
1 捕虜長期抑留の政治的後遺症
―問題の発端と核心―
2 捕虜抑留の政治的損益計算書
あとがき
軍事捕虜帰還年表
内容説明
シベリア抑留とは、日ソ両国にとってどのように総括されるべきか。60万捕虜の1人として3年、身に覚えのない“反ソ敵対分子”、戦犯として7年、収容所生活を送った著書が、苦渋に満ちた体験を踏まえて問う。
目次
1 シベリア版戦後史11年―兵隊1年有半、捕虜3年、囚人7年(兵隊時代;捕虜時代―武装解除された関東軍兵士たち;囚人時代)
2 シベリア民主運動―60万捕虜戦後史の端緒(シベリア民主運動の明と暗;民主運動の諸初;中国共産党の日本人捕虜に対する処遇;民主運動の総括)
3 戦後史における日ソ関係の諸問題―600万人対60万人の意味するもの(捕虜長期抑留の政治的後遺症―問題の発端と核心;捕虜抑留の政治的損益計算書)