出版社内容情報
200点を超える豊富な写真と細やかなエピソードにより、中国一の国際都市、経済都市、文化都市、移民都市であった近代上海を歩く。
租界があった時期(1845-1943)の上海について、上海に生まれ育ち変遷を見つめてきた著者が、政治、経済、社会や文化芸術のみならず、産業、衛生、港湾、宗教、教育、建築、土木、自然など多岐にわたる姿を論じる歴史教養書。岸田吟香や豊田佐吉などの日本人、また関東大震災時に行われた支援活動の様子なども紹介する。
【原著】 ?祖恩, 上海:??的散?(上海人民出版社, 2018)
内容説明
中国一の国際都市、経済都市、文化都市、移民都市であった近代上海を歩く。
目次
石像と城壁
千年の龍華寺
華洋の交差点―徐家匯
静安寺路の物語
楽善堂
ガーデン・ブリッジ
シャンハイ・クラブ
バンドの彫刻作品
フランス租界の記念碑
演劇における欧風の窓〔ほか〕
著者等紹介
陳祖恩[チンソオン]
1949年生まれ。復旦大学歴史学部卒業後、上海社会科学院歴史研究所に入所、東華大学教授、上海社会科学院歴史研究所特約研究員等を歴任。専門は中国近現代史。2022年、「日本と中国との相互理解の促進」の功績により日本国外務大臣表彰を受けた
銭暁波[センギョウハ]
1972年生まれ。上海対外経貿大学副教授。学術博士。専門は日本近代文学、日中比較文学
森平崇文[モリダイラタカフミ]
1973年生まれ。立教大学教授。博士(文学)。専門は中国メディア、上海史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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