出版社内容情報
アメリカ哲学の真髄とは何か。代表的な思想を時代にそって概観する定評ある入門書であるとともに、従来哲学史観に挑戦する画期の書。
教育的配慮のいきとどいた入門書であるとともに、アメリカ哲学を保守的・硬直的・静態的な定義から解放することをめざす、挑戦の書。ジョナサン・エドワーズ、建国の父たち、プラグマティストらに加えて、女性、黒人、ネイティヴ・アメリカンといったアイデンティティをもつ論者についても積極的に採り上げて、あらたな歴史観を示す。
【原著】Nancy A. Stanlick, American Philosophy: The Basics(Routledge, 2013)
目次
第1章 序論
第2章 ヨーロッパ系アメリカ哲学の誕生
第3章 啓蒙主義的革命家
第4章 啓蒙主義的革命家を超えて
第5章 ニューイングランドのトランセンデンタリズムと継続する改革の精神
第6章 プラグマティスト
第7章 アメリカ哲学の最近の展開(第一部)
第8章 アメリカ哲学の最近の展開(第二部)
著者等紹介
スタンリック,ナンシー[スタンリック,ナンシー] [Stanlick,Nancy A.]
アメリカ合衆国の哲学者。1981年にサウス・フロリダ大学哲学科を卒業後、同大学で1983年に修士号(M.A.)、1995年に博士号(Ph.D.)をそれぞれ取得。1987年にセントラル・フロリダ大学で教鞭をとり始める。現在、同大学哲学科教授・学科長。アメリカ哲学、倫理学・社会哲学、トマス・ホッブズを専門としており、2015年より『インターネット哲学百科事典』(Internet Encyclopedia of Philosophy,IEP)アメリカ哲学関連記事の責任編集者を務めている
藤井翔太[フジイショウタ]
1987年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。テンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了。修士(教育学)。M.S.Ed.(TESOL)。現在、テンプル大学ジャパンキャンパス・アカデミック・アドバイザー/講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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