出版社内容情報
分析哲学は、どのように形而上学との再接続を果たしたのか。従来のイメージを裏切っていまや分野の最先端となった新しい潮流を示す。
80年代以降、分析哲学のルーツである論理実証主義による形而上学批判の影響が薄れ、形而上学的な問題に積極的に分析的手法が適用されるようになってきた。本書では存在論に焦点を絞り、物体、出来事、性質といった話題に関して、現在でも言及されることの多い論争的な重要論文を集成。ブームとなりつつある新しい潮流を紹介する。
関連書:フレッド・ドレツキ『行動を説明する』(小社刊、双書現代哲学1)
デイヴィド・ルイス
たくさん、だけど、ほとんど一つ
トレントン・メリックス
耐時的存在者と永存的存在者の両立不可能性
ピーター・ヴァン・インワーゲン
そもそもなぜ何かがあるのか
ジェグォン・キム
性質例化としての出来事
ドナルド・デイヴィドソン
出来事についてのクワインへの返答
デイヴィド・ルイス
普遍者の理論のための新しい仕事
エリザベス・W・プライア、ロバート・パーゲッター、フランク・ジャクソン
傾向性についての三つのテーゼ
ピーター・サイモンズ
個別の衣をまとった個別者たち──実体に関する三つのトロープ説
編訳者解説(柏端達也)
編訳者あとがき
人名索引
内容説明
物体・出来事・性質の存在論に関する論争的な重要論文を集成する。
目次
たくさん、だけど、ほとんど一つ(デイヴィド・ルイス)
耐時的存在者と永存的存在者の両立不可能性(トレントン・メリックス)
そもそもなぜ何かがあるのか(ピーター・ヴァン・インワーゲン)
性質例化としての出来事(ジェグォン・キム)
出来事についてのクワインへの返答(ドナルド・デイヴィドソン)
普遍者の理論のための新しい仕事(デイヴィド・ルイス)
傾向性についての三つのテーゼ(エリザベス・W・プライア、ロバート・パーゲッター、フランク・ジャクソン)
個別の衣をまとった個別者たち―実体に関する三つのトロープ説(ピーター・サイモンズ)
著者等紹介
柏端達也[カシワバタタツヤ]
1965年生まれ。1994年、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。千葉大学文学部助教授
青山拓央[アオヤマタクオ]
1975年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程在籍、日本学術振興会特別研究員
谷川卓[タニカワタク]
1979年生まれ。千葉大学大学院自然科学研究科博士後期課程在籍、日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田蛙澄
iwri
takuyak56
roughfractus02
☆☆☆☆☆☆☆