出版社内容情報
ソクラテスの論法は〈反駁的対話〉と呼ばれる。その論理と哲学をつかみ,思想全体を整合的に理解する。またソクラテス哲学の宗教性を重視した点も本書の特色である。
私の書物のもう一つの特色は、ソクラテス哲学を理解
する際に、その宗教性という視角を重視した点である。
不思議なことに、わが国では、ソクラテス哲学のこの面
はほとんど誰にも注目されたことがなく、それに関する
研究も無きに等しかった。ソクラテスは、ただ、ニーチェ
の受け売りによって、抽象的思考の怪物、論理を振りまわ
すだけの理性主義者の元祖としてのみ理解されてきた。
しかし、ソクラテス哲学の核心には色々な意味で超越的
なものとの関わりがある。この点の理解を欠けば、ソクラ
テス哲学の本質にはまったく触れることができない、と言
っても過言ではないだろう。
「あとがき」 より
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【目次】
第1章 謎の人ソクラテス(資料の問題)
第2章 ソクラテスの生涯
第3章 反駁的対話(エレンコス)
第4章 反駁的対話の論理構造
第5章 無 知
第6章 イロニー
第7章 正 義
第8章 ダイモニオン
第9章 死と希望
第10章 幸 福
内容説明
ソクラテスの論法は「反駁的対話」と呼ばれる。その論理と哲学をつかみ、思想全体を整合的に理解する。
目次
第1章 謎の人ソクラテス(資料の問題)
第2章 ソクラテスの生涯
第3章 反駁的対話(エレンコス)
第4章 反駁的対話の論理構造
第5章 無知
第6章 イロニー
第7章 正義
第8章 ダイモニオン
第9章 死と希望
第10章 幸福
感想・レビュー
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