出版社内容情報
ソクラテスとの対話形式で,魂が高度の教育によって徳となり善のイデアを認識する理想政治を求めた哲人の生涯と思想を『饗宴』『国家』『法律』などの著作を通じて描く。
・・・あまり難しい哲学上の専門語を使わないで、このような
若い人々をプラトンへ案内していくこと―これがこの書物の
目標であった。そのために先ずプラトンの人物と行動とを主
として語り、これらのものの理解に役立つかぎりで、彼の思
想にもその他のものにも触れるということになった。従って
この書物にはプラトンの思想がまんべんなく体系的に述べて
もなければ、また順序正しく発展的に語られてもいない。し
かし彼の重要な思想は述べたつもりである。
「まえがき」 より
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【目次】
1 プラトンの修業
(イ)プラトンの一族
(ロ)プラトンの生い立ち
(ハ)ソクラテスとプラトン
2 プラトンの遍歴
(イ)メガラ旅行
(ロ)南イタリア旅行
(ハ)シケリア旅行
3 プラトンの学校
(イ)学校の設立
(ロ)教育の根本方針
4 プラトンのイデア論
(イ)イデア
(ロ)ヂアレクチケー
5 プラトンの後半生
(イ)ギリシア世界の情勢
(ロ)第2回シケリア旅行
(ハ)第3回シケリア旅行
年 表
翻訳文献
出典及び引用索引
事項索引
人名・地名索引
内容説明
プラトンとはどんな人だろうか。ペロポンネソス戦争の最中に生まれ、諸国を遍歴し、学校を建てたその生涯を辿りながら、イデア論などの考え方を解説する。
目次
1 プラトンの修業(プラトンの一族;プラトンの生い立ち;ソクラテスとプラトン)
2 プラトンの遍歴(メガラ旅行;南イタリア旅行;シケリア旅行)
3 プラトンの学校(学校の設立;教育の根本方針)
4 プラトンのイデア論(イデア;ヂアレクチケー)
5 プラトンの後半生(ギリシア世界の情勢;第二回シケリア旅行;第三回シケリア旅行)
著者等紹介
山本光雄[ヤマモトミツオ]
1905年福岡県に生まれる。1929年東京大学文学部哲学科卒。1981年死去。東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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