連帯の神秘論―ニュッサのグレゴリオスにおける万物回復論と共苦の社会倫理

個数:

連帯の神秘論―ニュッサのグレゴリオスにおける万物回復論と共苦の社会倫理

  • ウェブストアに21冊在庫がございます。(2026年03月18日 09時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154975
  • NDC分類 191
  • Cコード C3010

出版社内容情報

三位一体論、神秘思想、万物回復論、社会倫理をめぐるグレゴリオスの根源的思想を貫く「連帯の神秘論」と呼ぶべき統合的視点を追究

神との一致へと向かう人間の神化の道行きとそれを支える神をめぐるグレゴリオスの思想は、単に個人としての自己救済を追い求めるのではなく、他者に恵みを伝播させる働きを持つと主張する。この救済論的霊性が周縁化された人びととの連帯という、「連帯の神秘論」と呼ぶべき思想の全貌を明らかにする。


【目次】

凡例

序章 三位一体論、神秘思想、万物回復論および社会倫理を貫く連帯の神秘論
 はじめに
 1――ニュッサのグレゴリオスの生涯と著作
 2――先行研究における解釈上の問題と連帯の神秘論
 3――万物回復論の背景
 4――本書の流れ

第Ⅰ部 神化の思想にみる救済論的連帯と社会的連帯の霊性

第一章 「滅んでしまっている人びとの救い」を求める救済論的連帯――『詩編の注記について』における神化の道行きと万物回復論
 はじめに
 1――詩編の構造にみる神化の道行きと救済論的連帯に基づく万人の普遍的救済の展望
 2――「滅んでしまっている人びとの救い」を求める「戦い」――注記の解釈
 3――万人の普遍的完成を求める戦いの「勝利」――詩編58の解釈をめぐって
 おわりに

第二章 救済論的連帯から周縁化された人びととの社会的連帯へ――エネルゲイア論と愛の神秘思想に着目して
 はじめに
 1――『真福八端について』におけるエネルゲイア論と「他者の病の癒し」
 2――『雅歌講話』における愛の神秘思想と万人の普遍的救済 
 3――『雅歌講話』における虚無化からの再創造と愛の神秘思想 
 4――救済論的連帯の感覚に基づく社会的連帯
 おわりに

第三章 受肉のケノーシスと受難の摂理における神の完全性――三位一体論、万物回復論および社会倫理の有機的連関に着目して
 はじめに 
 1――受肉のケノーシスと受難の摂理における神の不受動性――『エウノミオス駁論 Ⅲ』
 2――受肉における神の「人間愛」と万物回復論――『教理大講話』
 3――神の憐れみと共苦の模倣による社会的連帯
 4――神の「遜(へりくだ)り」の模倣と「世話」の霊性
 おわりに

第四章 浄化としての罰の解釈と救済論的連帯の霊性――オリゲネスの万物回復論の受容と展開に着目して
 はじめに
 1――オリゲネスにおける神の全き愛の理解と万物回復論
 2――受肉における神の「善性」・「人間愛」と「浄化」としての罰の解釈――『教理大講話』
 3――浄化としての罰とキリストの贖いの業の模倣――『モーセの生涯』
 おわりに

第Ⅱ部 万人の普遍的救済に向かう人類の共同体的歩み――「人間本性の実体的一体性」に着目して

第五章 人間本性の実体的一体性と救済論的連帯
 はじめに
 1――「人間本性の実体的一体性」の思想――『人間創造論』を中心に
 2――万物回復論と社会倫理における重要性
 3――「人間本性の実体的一体性」をめぐる解釈上の問題
 おわりに

第六章 普遍的受肉への協働としての神化の道行き――『その時子自身も』
 はじめに
 1――解釈の概観――従属説の否定と万人の普遍的救済の展望
 2――人間本性全

内容説明

わたしたちは神の「人間愛」の働きの場になるよう招かれている。人びとがさまざまな次元で分断されそれが顕在化する時代状況のなか、わたしたちが絶望の渦にのみ込まれないために必要なものはなにか。万人の普遍的救済を展望したニュッサのグレゴリオスの根源的思想を貫く統合的視点から、神学の新たな可能性をひらく。

目次

三位一体論、神秘思想、万物回復論および社会倫理を貫く連帯の神秘論
第1部 神化の思想にみる救済論的連帯と社会的連帯の霊性(「滅んでしまっている人びとの救い」を求める救済論的連帯―『詩編の注記について』における神化の道行きと万物回復論;救済論的連帯から周縁化された人びととの社会的連帯へ―エネルゲイア論と愛の神秘思想に着目して;受肉のケノーシスと受難の摂理における神の完全性―三位一体論、万物回復論および社会倫理の有機的連関に着目して;浄化としての罰の解釈と救済論的連帯の霊性―オリゲネスの万物回復論の受容と展開に着目して)
第2部 万人の普遍的救済に向かう人類の共同体的歩み―「人間本性の実体的一体性」に着目して(人間本性の実体的一体性と救済論的連帯;普遍的受肉への協働としての神化の道行き―『その時子自身も』;一なる花嫁に向かう共同体的歩みと人類全体における三位一体なる神の像の回復―『雅歌講話』)
連帯の神秘論から見いだされる神学的主題の有機的連関とそれらの新たな解釈

著者等紹介

山根息吹[ヤマネイブキ]
1994年生まれ。上智大学神学部卒。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、日本学術振興会海外特別研究員、ダラム大学神学・宗教学研究科Honorary Fellow。第30回三田文學新人賞佳作受賞(評論)。第20回涙骨賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品