出版社内容情報
われわれは群れである――群れの中で生きるべきか? 個となって自身の感性を貫くべきか? その条件と思考の実践を、根底から問い直す。
倫理規範には「自由な個人」が前提される。だがそれ以前に、いかにしてひとは個人となり、なぜ規範に従うべきなのか。群衆のひとりでありながら、個となることの倫理的意義とは何か。個体とは何か、身体とは何か、欲望とは何か、思考とは何か。前著『いかにして思考するべきか?』をふまえ、「群れの分子」としての倫理を論じる。
内容説明
われわれは群れである―群れの中で生きるべきか?個として自身の感性を貫くべきか?和辻倫理学を超えて、群衆の一人でありながら個と成ることの倫理的意義を問う。
目次
第1章 群れなす人間
第2章 群れ社会の倫理
第3章 正義と悪
第4章 個体と個人
第5章 身体と精神
第6章 欲望
第7章 思考
著者等紹介
船木亨[フナキトオル]
1952年東京都生まれ。東京大博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)博士課程修了。専修大学名誉教授。専攻はフランス現代哲学、18世紀哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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