出版社内容情報
意識や心を「神秘の神棚」にまつる時代はもう終わった。神経科学と進化生物学の道具を携え、意識の謎を科学的に暴きだす!
意識や主観性、クオリアは、どのように脳内の神経活動から生みだされるのか? はたして科学で太刀打ちできる問題なのか? 前著『意識の進化的起源』で哲学・神経生物学・進化生物学の知見を総動員して「意識のルーツ」に挑んだ著者ふたりが、今度は「意識とは何か」に焦点を絞って繰り広げる知的スペクタクル。
内容説明
意識や心を「神秘の神棚」にまつる時代はもう終わった。前著『意識の進化的起源』のエッセンスをまとめ、意識の解明に挑む知的スペクタクル!
目次
第1章 どうして意識は「神秘に包まれて」いるのか?
第2章 ギャップに迫る―イメージと情感
第3章 脊椎動物の意識を自然科学で解き明かす1 心的イメージ
第4章 脊椎動物の意識を自然科学で解き明かす2 情感
第5章 無脊椎動物の意識という問題
第6章 意識を生みだす特性とは何か
第7章 原意識の進化とカンブリア仮説
第8章 主観性を自然科学で解き明かす
著者等紹介
ファインバーグ,トッド・E.[ファインバーグ,トッドE.] [Feinberg,Todd E.]
M.D.(医師)、マウント・サイナイ医科大学。マウント・サイナイ医科大学教授。専門は意識科学、特に自我の精神医学
マラット,ジョン・M.[マラット,ジョンM.] [Mallatt,Jon M.]
Ph.D.in Anatomy(解剖学博士)、シカゴ大学。ワシントン大学・アイダホ大学WWAMI医療教育プログラム准教授。専門は分子系統学や形態学、特に脊椎動物の解剖学
鈴木大地[スズキダイチ]
博士(理学)、筑波大学。日本学術振興会特別研究員(自然科学研究機構生命創成探究センター)。博士号取得後、日本学術振興会海外特別研究員などを経て現職。専門は進化発生学や神経科学、特に初期脊椎動物の神経系の進化。生物学の哲学や心の哲学にも関心があり、哲学者との共同研究も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 仏教伝来