出版社内容情報
プラグマティズムと記号論の関係解明、「パースの記号論はパースの論理学の主要な内容であって、プラグマティズムとは、パースの論理学における統制原理として始まったものである」という視点の採用をもって、巨人パースの全体像を鮮やかかつ平易に描き出す画期的入門書。プラグマティズムは記号論を背景として論じられるべきである!
内容説明
プラグマティズム、記号論、現象学、数学等、広大なパース哲学の全体像を明快に解き明かす。没後百年を経過してようやくあらわれた入門書の決定版。
目次
第1章 生涯と著作
第2章 数学と哲学
第3章 現象学とカテゴリー
第4章 規範学としての論理学
第5章 記号論あるいは記号の理論
第6章 科学哲学
第7章 プラグマティズム
第8章 真理と実在
第9章 こころ、神、宇宙
著者等紹介
ドヴァール,コーネリス[ドヴァール,コーネリス] [de Waal,Cornelis]
コーネリス(キース)・ドヴァール。オランダに生まれ、マイアミ大学のスーザン・ハークのもとでパースを研究するため1992年に合衆国に移住した。合衆国に移る前はロッテルダムのエラスムス大学で経済学と哲学を学び、アムステルダムのVNUビジネス出版で編集者および記者として数年間働いた。博士号を取得したのち、パース編集プロジェクトに参加し、そこで30巻の『編年体パース著作集(Writings of Charles S.Peirce:A chronological Edition)』の共同編集者となった。2011年にそのプロジェクトを離れ、『チャールズ・S・パース協会トランザクション』の編集主幹となった
大沢秀介[オオサワヒデスケ]
1950年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。愛知教育大学名誉教授。現在、退職後4年目で、伊勢市郊外で、妻と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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