公共哲学とはなんだろう―民主主義と市場の新しい見方 (増補版)

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公共哲学とはなんだろう―民主主義と市場の新しい見方 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 298,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154425
  • NDC分類 104
  • Cコード C3010

出版社内容情報

民主主義と市場が支える自由社会をどう擁護するか。モラルサイエンスの立場から、生まれつつある「公共哲学」を体系化する入門書。見知らぬ他者との協力と信頼によって築かれる秩序はいかにして可能か。民主主義だけでなく市場もまた、それを実現する重要な社会制度であり、特定価値の実現でなく多様な価値のバランスの追求こそが公共哲学の任務とみる、民主主義と市場が支える自由社会をですます調で語る入門書。増補版では2005年以降の社会の変化を織り込む。

増補版への序文

まえがき



第一部 公共哲学の諸潮流



第一章 公共性とは何か



第二章 ハーバーマスとアーレント

 1 ハーバーマスの公共哲学

 2 ハンナ・アーレントの公共哲学



第三章 アメリカにおける公共哲学



第四章 モラルサイエンスの公共哲学



第二部 公共哲学の基本問題



第五章 他者



第六章 民主主義

 1 上からの民主主義と下からの民主主義

 2 民主主義理論の現在



第七章 市場



第八章 寛容



第九章 公共精神



参考文献

索引

桂木 隆夫[カツラギ タカオ]
桂木 隆夫(かつらぎ たかお)
1951年東京都生まれ. 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了. 学習院大学法学部教授(公共哲学・法哲学). 法学博士. 『市場経済の哲学』(創文社, 1995年), 『新版自由社会の法哲学』(弘文堂, 1998年), 『自由とはなんだろう』(朝日新聞社, 2002年), 『ハイエクを読む』(編著, ナカニシヤ出版, 2014年)ほか.

内容説明

公共性の危機に直面してあらためて「あるべき民主主義と市場」を問う。いかにして他者と協力し信頼しあう秩序を築くか。モラルサイエンスの一貫した視点で、公共哲学を切り拓くひとつの試み。

目次

第1部 公共哲学の諸潮流(公共性とは何か;ハーバーマスとアーレント;アメリカにおける公共哲学;モラルサイエンスの公共哲学)
第2部 公共哲学の基本問題(他者;民主主義;市場;寛容;公共精神)

著者等紹介

桂木隆夫[カツラギタカオ]
1951年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。学習院大学法学部教授(公共哲学・法哲学)。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
共性とは開かれた民主主義とフェアな市場経済を維持すること。それを擁護することが公共哲学の課題 責任倫理:民主主義や市場経済に参加する一人一人がそれぞれの行為に責任を持つ 実践の積み重ね→意図せざる結果として民主主義をより開かれたものに→市場経済をよりフェアなものに 公共性=みんなで協力する+秩序を求めるという志向性 市場経済の公共性:勝ったり負けたり→自由な競争への信頼→秩序の安定化 公— 公共— 私の三分法 ベラリズムとリバタリアニズムを区別する必要 善の多様性と正義の基底性 モラルサイエンスの公共哲学2017/02/26

Votoms

1
公共哲学の授業をとっているので、参考に読んだ。筆者の立場はアーレントやハーバーマスらの公共性概念に批判的である。ヒュームなどの保守的な自由主義者の議論を下敷きに、市場と民主政の相補的な関係を前提とした意図せざる結果としての「公共性」が提唱されている。自生的秩序としての「公共性」ということだ。公共哲学といえばマイケル・サンデルらなどの議論がまず頭に浮かぶが、サンデルらが市場に対して批判的なニュアンスを持っているのに対し、こちらはかなり好意的にとりあげられている。個人的に斬新な議論で面白かった。2021/02/03

星規夫

0
移民や多文化に対する寛容・不寛容について、様々な立場から解説を加えている章がある。今のアメリカや日本、ヨーロッパで起きている排外主義的な潮流を理解する助けになる本だと思う。2017/02/27

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