出版社内容情報
アマルティア・セン[アマルティア セン]
著・文・その他
大門 毅[ダイモンタケシ]
監修
東郷えりか[トウゴウエリカ]
翻訳
内容説明
二一世紀の世界は暴力に満ちている。はたしてこれは、「文明の衝突」なのか?西洋とイスラムは対立するしかないのか?ひとは宗教や文明にもとづいたアイデンティティしか持てないのか?本書では世界史、哲学、経済学などの豊富な知見をもとに、現代世界を読み解く新たな枠組みを提示する。アイデンティティは与えられたものではなく、理性によって「選択できる」のだ。
目次
第1章 幻想の暴力
第2章 アイデンティティを理解する
第3章 文明による閉じ込め
第4章 宗教的帰属とイスラム教徒の歴史
第5章 西洋と反西洋
第6章 文化と囚われ
第7章 グローバル化と庶民の声
第8章 多文化主義と自由
第9章 考える自由
著者等紹介
セン,アマルティア[セン,アマルティア][Sen,Amartya]
ハーヴァード大学経済学・哲学教授。1998年、厚生経済学への貢献によりアジア人としてはじめてノーベル経済学賞を受賞。1933年インド・ベンガル地方生まれ。59年にケンブリッジ大学で経済学Ph.D.を取得。ケンブリッジ、デリー、LSE、ハーヴァード、オックスフォードの各大学で教授を歴任。経済学と哲学を接合する独特のアプローチをつくりあげ、経済学のみならず哲学、倫理学、政治学などにも大きな影響を与えている。その学問的・社会的貢献は大きく認められており、ノーベル賞以外にもインド最高位の「ブラト・ラトナ賞」など数々の賞や名誉博士号を世界各地で授与されている
大門毅[ダイモンタケシ]
早稲田大学国際学術院教授。専攻は開発経済学・平和構築論。1965年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。海外協力基金(現・国際協力機構)や世界銀行で経済開発に従事しながら、イェール大学で国際関係論修士課程修了、コーネル大学で経済学Ph.D.を取得。国内外の大学にて開発経済論の研究、開発専門家の育成に貢献するかたわら、NGO活動などを通じて、国際協力の最前線に立っている
東郷えりか[トウゴウエリカ]
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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