ウィトゲンシュタインと「独我論」

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ウィトゲンシュタインと「独我論」

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  • サイズ B6判/ページ数 222,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153619
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3010

出版社内容情報

経験は何であれ私の経験である。私の経験を他人は経験することができない。そこから、「世界は私の世界である」という独我論に陥ることは必然のように思われる。しかし、独我論は論駁されうる。このことを、後期ウィトゲンシュタインの主著『哲学的探求』の、特に「私的言語論」批判の論理を周到に読み込むことで示したのが第Ⅰ部である。
 第Ⅱ部には、ウィトゲンシュタインの哲学観についての考察や、大森荘蔵、オグデン・リチャーズとの比較を行った小論のほか、著者の学生時代からの書物、学問、人との出会いをふりかえった回想記を収めた。

【目次】
  Ⅰ
第1章 序論―ウィトゲンシュタインと「独我論」
 1 はじめに
 2 『論考』における「独我論」
 3 『青色本』における「言語の先行性」と「独我論」批判
 4 『探求』における「独我論」批判について

第2章 本論―『探求』における「独我論」批判
 1 はじめに
 2 「規則に従う」という事
 3 「私的言語論」批判
 4 「<イタミ>の実在論」批判
 5 結語―『探求』における「独我論」批判

  Ⅱ第3章 ウィトゲンシュタインの哲学観
 1 はじめに
 2 『論考』の場合
 3 『探求』の場合

第4章 大森荘蔵とウィトゲンシュタイン
 1 はじめに
 2 散文精神の哲学
 3 言語主義
 4 ことだま論
 5 アミニズム
 6 物語り論
 7 『知の構築とその呪縛』について

第5章 オグデン・チャリーズとウィトゲンシュタイン
 1 はじめに
 2 意味の因果説
 3 『論考』の意味と因果説
 4 『探求』の意味と因果説
 5 「意味」の問題と「使用」の問題

第6章 私の哲学的回想

初出一覧
索引

内容説明

独我論は論駁されうる。『哲学的探求』の周到な読み込みによって、その論理を鮮やかに示す。

目次

第1章 序論―ウィトゲンシュタインと「独我論」
第2章 本論―『探求』における「独我論」批判
第3章 ウィトゲンシュタインの哲学観
第4章 大森荘蔵とウィトゲンシュタイン
第5章 オグデン・リチャーズとウィトゲンシュタイン
第6章 私の哲学的回想

著者等紹介

黒崎宏[クロサキヒロシ]
1928年東京に生まれる。1966年東京大学大学院博士課程(哲学)修了。現在、成城大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉野ヶ里

12
普通、「私が理解する唯一の言語」と解釈される5.62の箇所を、独我論という筋を強調して読むことによって「私のみが理解する言語」と解釈したのが印象的だった。形而上学的主体である「私」が世界を引き受けることは無理な解釈ではないと思う。独我論の箇所の解釈は割れるところだと思うので、これから注意してゆきたい。[前期]写像される対象自体が名の意味になる→心は関係ない。[後期]形而上学的主体「私」は消え去り、ただ言語ゲーム内で使用される「私」が残る。2016/03/07

かとうさん

7
平易な言葉で書かれてて、ウィトゲンシュタインが『神狩り』の冒頭に出てくる博士という程度の理解の私にでも、読みきることが出来た。ウエルバーの本で、結局は人の認識に全てが関わると思い、紆余曲折で独我論を知り、で本書を手にしたのですが、ここまで言い切って良いのかなって、怖さを感じる鋭さでした。頭の良い人はホント居るんですね。興奮というより驚き。2016/07/31

何かの病気

2
再読。初めて読んだ時よりは幾分か理解できたと思う。2013/10/03

最大255文字

0
言語論の観点から独我論批判を展開したヴィトゲンシュタインの思想の変遷を追う前半部と、ヴィトゲンシュタインに関連した雑記たる後半部からなる。独我論の囲い込みを溶かし他我?と繋がるために言語がある。言語とは公的言語であり、私的言語はない。2019/08/11

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