人間に何が分かるか―知識の哲学

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人間に何が分かるか―知識の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153527
  • NDC分類 104
  • Cコード C3010

出版社内容情報

本書は1996年発行の放送大学の教材を全面改訂したものである。テーマは「知る」ことである。哲学の動機は、もともと自分がよく知っているはずのもの・ことについて改めて「~とは何か」と問うてみることにある。本書もそうした問いを設定し、「知る」ことの多様性と体系性を生活知・技術・科学・形而上学に分穎、順番に説明する。語り口は平明で具体例を多く取り入れ、丁寧に展開される。



【目次】
基礎と初歩―まえがきに代えて

第1章  「何?」という問い
 1 人間にできること
 2 「~の哲学」
 3 哲学の問いの特徴

第2章  数学は確かか
 1 学問の哲学?
 2 数学の基礎論

第3章  哲学の意味は
 1 論理学・数学基礎論研究の意味(1)
 2 論理学・数学基礎論研究の意味(2)
 3 科学と哲学の関係
 4 形而上学の考え方

第4章  生活知
 1 生活知の特徴
 2 生活知の本質
 3 行動と説明
 4 経験至上主義とその難点

第5章  遂行知と説明知
 1 遂行知と説明知―その比較
 2 現実と説明

第6章  説明と原理
 1 省略と変形の例
 2 変形と省略の基準
 3 原理と現実

第7章  「離陸」の性格
 1 着陸のための離陸
 2 離陸のための離陸
 3 まとめ

第8章  理想による説明
 1 第三の例
 2 理想としての説明原理

第9章  説明のための説明
 1 虚焦点としての原理
 2 離陸のための離陸

第10章 中休みと寄り道
 1 仮まとめ
 2 英語にはなぜ冠詞があるのか
 3 不定冠詞の働き

第11章 技術について
 1 技術の諸相
 2 科学と技術のちがい

第12章 科学的な説明
 1 一般的・総体的・体系的な説明
 2 原理の規範性
 3 理念の降臨

第13章 科学革命について
 1 クーンの科学革命論
 2 パラダイムは問いを規定する
 3 科学革命論をめぐる論争

第14章 垂直的説明と科学
 1 自然科学の説明から落ちるもの
 2 意味を抜いた描写
 3 自然科学の垂直構造

第15章 実験と虚構
 1 虚世界と実世界
 2 虚構の不思議さ
 3 虚構の成立条件
 4 実験と虚構

第16章 水平的説明と形而上学
 1 新たな問い
 2 現実世界の未完結性
 3 水平的な説明

第17章 形而上学に対する反応
 1 形而上学に対する批判
 2 論理実証主義

第18章 知的活動の分類
 1 批判哲学について
 2 これまでのまとめ―知識の分類について

第19章 傘モデル
 1 哲学と形而上学
 2 傘モデル
 3 教養としての哲学

あとがき
用語解説 

内容説明

日常生活の問いと哲学の問いはどこが違うのか。人間の知的活動を生活知・技術・科学・形而上学に分類し、その射程と限界を丁寧に解説する。

目次

「何?」という問い
数学は確かか
哲学の意味は
生活知
遂行知と説明知
説明と原理
「離陸」の性格
理想による説明
説明のための説明
中休みと寄り道
技術について
科学的な説明
科学革命について
垂直的説明と科学
実験と虚構
水平的説明と形而上学
形而上学に対する反応
知的活動の分類
傘モデル

著者等紹介

伊藤笏康[イトウシャッコウ]
1948年東京に生まれる。1978年東京大学理学系大学院科学史科学基礎論専門課程、博士課程単位取得退学。現在、聖徳大学人文学部教授。著書・論文に『科学哲学の現在』(共著、世界思想社、1999年)、「ロボットは考えるか」(放送大学研究年報、1987年)、「こと」の文法」(聖徳大学総合研究所論叢、1996年)。訳書にファイグル『こころともの』(共訳、勁草書房、1989年)
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感想・レビュー

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木村すらいむ

0
人間全体として何がわかるかということについて、知的活動の分類をしながら、概観と注目すべき活動を知ることができた。 幅広い話題に言葉や文献が与えられ、哲学への入門と知的活動の概観を得られるという意味で良い本だった。哲学に関してズブの素人でも読めるけど、それでもその先の学びへのきちんと橋渡しになっているのが良い。2013/10/13

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