出版社内容情報
文字を知ることが教育の大前提であり文化創造の基本だと考えられていないか。本書はそういった無垢な教育観,文化観を徹底的に検証し現代社会への根本的な問題提起を行う。
目次
序
1 識字の暴力
2 制度化された識字
3 <不耕貪食>された識字
4 <識字>と<識字術>
5 識字の希少性
6 識字研究の必要性
第1章 識字研究の諸相
1 識字の大分水嶺理論
2 識字術の認知心理学
3 <意識化>と識字:パウロ・フレイレ
4 <機能的識字>
5 <批判的識字>
6 レイ・レテラシー
7 「識字の危機」の背景
8 識字の歴史的変遷
第2章 識字とディスコース
1 識字社会言語学
2 ディスコースとイメージ
3 学際性
4 <生態的識字>
5 コンテクストのジレンマ
第3章 識字と社会
1 差別を生み出す識字
2 手話言語と発話言語
3 識字とコミュニティ
4 アーミッシュの識字観
5 「教育の歴史は文字使用の歴史である」
6 識字の将来
あとがきにかえて
事項索引
人名索引
内容説明
文字を知ることが、教育の大前提であり、文化創造の基本だと考えていないだろうか。本書はそういった無垢な教育観、文化観を徹底的に検証し、様々な価値観が究極的な見直しを迫られている、この時代への根本的な問題提起を行う。
目次
第1章 識字研究の諸相
第2章 識字とディスコース
第3章 識字と社会