内容説明
けだるい情況と思想がかもしだす不安といらだちのなかで、〈個としてどう生きるか〉を問いかける最新評論。
目次
よみがえる安藤昌益―「昌益をめぐるシンポジウム」の前に
安藤昌益と狩野亨吉―在野の精神
中井正一の回心―図書館にかけた夢想
古在由重先生から聞いたこと
後藤宏行さんの死を悼む
グラムシ 私の読み方
天皇制についての雑想
丸山薫の詩「朝鮮」の心
教育者・関根悦郎の一面
大事な人―守本順一郎さんとの短かかった出会いと別れ
安田武さんのこと
渋谷定輔さんをしのぶ
和田耕作『安藤昌益の思想』〔ほか〕