出版社内容情報
本書は科学哲学の一般的かつ本質的な問題を論じることを意図して書かれた。自然科学・社会科学を問わず,哲学的な思索が科学批判へと向う根拠を明らかにする。
目次
序論
第1章 科学の背理
1 技術ユートピア論の背理
2 二つの文化と科学・技術革命
3 科学・技術と機械論的自然観
第2章 科学と近代
1 科学革命論―科学の認識論―
2 産業革命論―機械と経済学―
3 経済学批判―疎外と物象化―
第3章 科学批判
1 科学批判の根―パスカルとカント―
2 物心一如の破綻―シュレーディンガー論―
3 なぜ科学批判なのか(1)―ウィトゲンシュタインとボーアー―
4 なぜ科学批判なのか(1)―社会科学の場合―
参考文献
人名索引