出版社内容情報
動物のもつ倫理的な重みとは。特定の倫理理論の応用ではなく、「最小主義」アプローチによる動物倫理の考え方を提示する。
功利主義、権利論など特定の倫理理論の応用ではなく、「不必要な危害は加えるべきではない」という一般的な原理から倫理的主張を導くことを目指す「最小主義」アプローチで動物のもつ倫理的な重みに迫る。動物の苦痛や喜びなど、実感を得やすい要素から議論を展開、動物倫理の考え方を多くの人に理解しやすい形で提示する。
内容説明
功利主義、権利論など特定の倫理理論の応用ではなく、「不必要な危害は加えるべきではない」という一般的な原理から動物のもつ倫理的な重みに迫る。
目次
序論
第1章 動物倫理の議論
第2章 人間の向けるべき態度
第3章 動物のもつ倫理的重みをめぐる議論
第4章 動物をめぐる理解とその受容
第5章 T・ザミールの議論
第6章 人間と動物の関係
第7章 動物の法的権利と福利
結論
著者等紹介
久保田さゆり[クボタサユリ]
2017年千葉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。東京医療保健大学非常勤講師、東邦大学非常勤講師、千葉大学アカデミック・リンク・センター特任助教、日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、長崎大学教育学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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