心は機械で作れるか (原著第3版)

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心は機械で作れるか (原著第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326103409
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

心は物質的な世界にどう組み込まれているのか。心が因果法則に従う一種の機械なら、何かを表象するという性質はどう理解されるのか。

心は何かを表象するという性質(志向性)を持つが、因果関係が存在するもの同士の関係であるなら、存在しないものを表象できるという志向性の特徴は因果関係では説明できない。両立しがたい要素を含む心という現象を、分析哲学の見本と言うべき精緻な議論によって探究する名著。旧邦訳を引き継ぎつつ、原著第3版に沿って新たに刊行。

【原著】Tim Crane, The Mechanical Mind: A Philosophical Introduction to Minds, Machines and Mental Representation, Third Edition (Routledge, 2016)

内容説明

心が因果法則に従う一種の機械なら、「表象する」という性質はどう理解されるのか。両立しがたい要素を含む心という現象を分析哲学のお手本とも言うべき緻密な議論によって探究する心の哲学の入門書!旧邦訳を引き継ぎつつ、原著第3版に沿って新たに刊行。

目次

「機械としての心」という見方を導入する
表象のパズル
心的表象
思考者とその思考を理解する
常識心理学と科学
計算と表象
コンピュータは考えることができるか
思考のメカニズム
心的表象を説明する
機械としての心とその生物学的基礎
心の範囲
心的表象の非還元的な理解
意識と機械としての心

著者等紹介

クレイン,ティム[クレイン,ティム] [Crane,Tim]
1962年、イギリスのオックスフォード生まれ。ダラム大学、ヨーク大学で学んだ後、1989年にケンブリッジ大学にて博士号を取得。ケンブリッジ大学ナイトブリッジ哲学教授などを経て、中央ヨーロッパ大学哲学教授。専門領域は、心の哲学、心理学の哲学、形而上学

土屋賢二[ツチヤケンジ]
1944年生、お茶の水女子大学名誉教授

金杉武司[カナスギタケシ]
1972年生、國學院大學文学部哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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izw

8
心の哲学の入門書として人気のある教科書らしい。第3版で構成を大きく変更し、かなり加筆修正もしたという。それでも別の本とはせずに、同じ本の第3版としているのはちょっと驚きだ。哲学の本にありがちな注による別の議論がなく、すべて本文に内容が記載されているのは助かる。分析哲学として精緻な議論をしているが、注で思考を中断されることなく読み進められるので、何とか議論についていくことはできる。ただ、肝心な最後3章の議論はついていけなかった。初学者は一度で理解してはいけない、と解説に書いてあったが、再度じっくり読みたい。2025/03/04

Yoshi

6
後半は旧版に追加した新しい内容があった。 追加された内容は、比較的難しい物が多いが、クオリアに関して、デネットが否定するクオリアは、現象的意識における質を意味していない、という点を明確に注意していた。デネットが否定しているのは、非志向的、非表象的な現象と定義され、現象の一部を否定しているに過ぎないようだ。クオリアを現象と同義に使う人のほうが多いので、これは混乱する。 また、意識についても追加され、心的因果を物理因果と同一視することで、意識を物理主義で説明することが困難になる、という説明がなされていた。 2024/07/05

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/6f2ad864-ce0b-473c-ae52-25f5b2caa5ca 2025/07/06

三月うさぎ(兄)

1
分析哲学が嫌いな人は、多分、3ページと読めない。鬱陶しいくらい理屈っぽい迂遠な話が続くんだけど、入門書なので、あんまり厳密な感じがしない。じゃあダメな書物かと言えば、もちろんいい本で、とくにポストモダンにどっぷりな人は一回は目を通して、表象を無限後退させたり表面で戯れたりするだけではないのは知っておいた方がいいんじゃないかと思います。あと、コウモリであるとはどういうことかにクオリアを持ち出すクオリヤーズの皆さんも、クオリアと現象的な意識をごっちゃにしないように、いっぺん読んだ方がいいとも思います。→2024/07/28

brzbb

0
自由意志(決定論)への興味から読んだのだが直接は関係なかった。しかし著者の「心の機械説」は自由意志は存在しないという立場とも矛盾しないと思う。機械というと唯物論的、物理主義に聞こえるが著者は物理主義者ではなくコンピュータが心を持つことができるとも考えていない。心は脳の活動ではなく魂の活動だとしても、やはり心の働きは謎のままだ。「機械としての心」がどうやって物事や実在しないユニコーンなどを表象できるのか、という問題を論じていきながら必要な概念を(寄り道しながら)説明してくれるので、心の理論の周辺の2024/11/10

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