技術の倫理への問い―実践から理論的基盤へ

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技術の倫理への問い―実践から理論的基盤へ

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326103294
  • NDC分類 507
  • Cコード C3012

出版社内容情報

実践の動向と研究状況を包括的に比較分析,既存の「技術者倫理」を乗り越え,技術の哲学に基づく「技術の倫理」の可能性を示す。

従来の「技術の倫理」研究の多くが個別の方法論に基づくものでしかなかったのに対し,既存の各方法論を包括的に比較分析,その長所と限界をまとめ技術の哲学に基づく考え方を提示。「技術的媒介に基づく技術の倫理」というアプローチの有効性を示す本書は,技術倫理と技術哲学とを融合し議論の活性化を促す学術的価値ある一冊である。

内容説明

設計者は人間の経験や行為を媒介する人工物を設計することによって道徳的決定や道徳的実践の形成に関わっており、設計とは本質的に道徳的活動である―フェルベークの「技術的媒介」を軸にその技術哲学的な考察を技術の倫理への問いに適用する可能性とその具体的方法について検討、新たな技術の倫理学の可能性について論じる。

目次

序章 技術の倫理という問い
第1章 技術者倫理の歴史的概観
第2章 専門職としての技術業と倫理綱領―専門職倫理としての技術者倫理の内実
第3章 技術者倫理と公衆に対する責任―専門職倫理としての技術者倫理の課題
第4章 設計としての倫理―技術者倫理の方法論の検討
第5章 技術的媒介と技術の倫理学―技術をめぐる新たな倫理学的考察
終章 「技術の倫理への問い」の進展に向けて―今後の展望

著者等紹介

金光秀和[カネミツヒデカズ]
2004年北海道大学文学研究科博士後期課程修了。金沢工業大学教授を経て、法政大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

18
技術者倫理から倫理の実践について考える。技術者は自律した専門職と言えるのか。公衆に対する責任はどのように果たされるべきか。技術者は倫理的問題に対処するためにどのような能力を身につけるべきなのか。こういった問題を概観する中で、技術者の内在的視点を越えて、技術についての哲学的考察の必要性が指摘される。技術者集団は自ら倫理綱領を作成してきたが、それがメンバーを縛ることで外部からの圧力への抵抗が可能になるとするデイビスや、技術者に求められるのは設計に類した問題解決能力だとするウィットベックなどの説が興味深かった。2024/06/18

Bevel

7
「公衆の安全、健康、福利の重視」という倫理綱領が技術者をジレンマから解放し、その倫理綱領の履行とその確認のために、学協会が主導して適切なコミュニケーションを進めることと公衆の側の最低限のリテラシーも必要。そのうえでウィットベックの「行為者中心主義アプローチ」から見る設計の考え方とフェルベークの「技術的媒介」から技術評価の観点を担保する感じ。既存の技術者倫理からなんとかラトゥール的な世界観にたどり着くという議論で、ストーリーがシンプルかつ薄味感はあるのだけど、引用してる人面白そうだなと思った。2024/02/14

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