出版社内容情報
進化論や認知科学を用いて、宗教についてどこまで明らかにできるのだろうか。科学的宗教理論の歴史と方法、思想的側面を解明する。
21世紀に登場した、進化論や認知科学を用いた宗教理論。本書は、この科学的宗教理論が宗教研究にどのような新展開をもたらし、宗教についてどこまで明らかにすることができたかを、その方法論、成立経緯、批判および思想的役割の分析を通して解明を試みている。本書により、宗教の科学的研究の基礎を知ることができる。
内容説明
21世紀に登場した進化論や認知科学を用いた宗教理論は、宗教研究にどのような新たな視点をもたらしたのか。本書はこの疑問を明らかにするために、こうした科学的宗教理論の方法論、成立経緯、寄せられた批判および社会的役割について、幅広い資料を参照して分析を行っている。文献案内、用語解説も付され、宗教の科学的研究の基礎を理解できる。
目次
序論 問いと視点、研究方法と先行研究
第1章 エリアーデ批判以後の日米宗教学の道程と課題
第2章 進化生物学における宗教理論の発展
第3章 宗教認知科学の成立
第4章 科学的宗教理論がもたらした論点
第5章 科学的宗教理論が内包する反宗教思想
第6章 科学と共存する宗教思想
結論
著者等紹介
藤井修平[フジイシュウヘイ]
1986年生。慶應義塾大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学修士課程および博士課程修了。博士(文学)。現在、東京家政大学ほか非常勤講師。専門は宗教学理論研究、宗教心理学・宗教認知科学および「科学と宗教」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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owlsoul
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- だから母と娘はむずかしい