ケアの倫理と共感

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ケアの倫理と共感

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326102983
  • NDC分類 150
  • Cコード C3012

出版社内容情報

ギリガンやノディングズが立ち上げたケアの倫理を、道徳を包括的に説明しうる規範理論として提示。共感という概念を軸に据える。

感情主義的な徳倫理学の提唱によって現代倫理学に新たな道を拓いたスロートが、本書では「成熟した共感」という観点を掘り下げることでケアの倫理を義務論や功利主義と並び立つ規範倫理学として展開。発達心理学に依拠しつつ共感概念を洗練させ、人間の情緒や関係性に根ざした道徳理解から行為や制度の正/不正、自律と尊重を論じる。

内容説明

ギリガンやノディングズが立ち上げたケアの倫理を、道徳を包括的に説明しうる規範理論として提示。成熟した共感という概念を軸に、人間の情緒や関係性に根ざした道徳理解から行為や制度の正/不正、自律と尊重を論じる。

目次

序論
第1章 共感に根ざすケア
第2章 他者を援助する責務
第3章 義務論
第4章 自律と共感
第5章 ケアの倫理と自由主義
第6章 社会的正義
第7章 ケアと合理性
結論

著者等紹介

スロート,マイケル[スロート,マイケル] [Slote,Michael]
1941年アメリカ生まれ。現在はマイアミ大学哲学部倫理学教授(ハーバード大学で博士号取得)。コロンビア大学、ダブリン大学トリニティ・カレッジ、メリーランド大学等で哲学を教え、メリーランド大学では長年にわたって哲学部長を務めた。倫理学、心の哲学、認識論、教育哲学、政治哲学の分野で数多くの著書や論文を出版している。特に徳倫理学とケアの倫理の分野において世界的に著名である。王立アイルランド・アカデミー(Royal Irish Academy)のメンバーでもあり、人文学における最も栄誉のある記念講演の一つであるタナー・レクチャー(Tanner Lectures on Human Values)で講演した経験ももつ。最近は中国哲学の研究に熱心に取り組んでおり、自らの哲学体系に、陰陽の概念を積極的かつ批判的に取り入れることで、心の哲学・倫理学・認識論の充実化を試みている

早川正祐[ハヤカワセイスケ]
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣死生学・応用倫理講座特任准教授(文学博士)。専門は哲学・倫理学・臨床死生学。三重県立看護大学看護学部准教授を経て2017年より現職

松田一郎[マツダイチロウ]
1933年生まれ。熊本大学名誉教授(医学博士)、元北海道医療大学学長。専門は小児科学・人類遺伝学・医療倫理。1976年より熊本大学医学部小児科教授(~1998年)で、熊本大学医学部附属病院長も務めた。1998~1999年までジョンズ・ホプキンス大学客員教授(遺伝と公共政策)。その他、日本マススクリーニング学会理事長、日本人類遺伝学会理事長。人類遺伝学および小児科学等の業績により、日本先天代謝異常学会賞、日本人類遺伝学会賞、日本医師会医学賞、日本小児科学会賞、紫綬褒章、熊本県近代文化功労者顕彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mjusui

0
倫理学の世界では義務論、功利主義、徳倫理という大きく分けて3つの考え方がありますが、どの分野の議論も個人的に納得感があまりないと感じていたので、そういった閉塞感に一石を投じてくれた一冊となります。 「共感」という概念をもとに倫理を考えていくと、多くのことに説明がつきやすいということが分かり、他の分野で学んだ知識とも整合性があり、自分がこれまで作り上げてきた人間感がより補強された文字数 https://unread.monarchs.name/share/answer-eny3phDZtiy1

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