“現在”という謎―時間の空間化批判

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“現在”という謎―時間の空間化批判

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102778
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

いまこの瞬間、私たちがありありと感じる「時間の流れ」は幻想にすぎないのか? 哲学者と物理学者が真正面から「現在」を論じ合う!

自然科学における時間は、私たちが感じる「ありありとした現在」を否定し、結果的に哲学者には時間を「空間化」しているように映る。時間や現在に対するそうした捉え方の違いはどこにあるのか。好評を博したシンポジウム「『現在』という謎」を軸に、物理学と哲学それぞれの立場からのコメントと応答も盛り込む、唯一無二の時間論集。

内容説明

いま、この瞬間、私たちがありありと感じる「時間の流れ」は幻想にすぎないのか?物理学者と哲学者がそれぞれの立場にたって真正面から「現在」を論じ、コメント、さらにはリプライの応酬を繰り広げる、唯一無二の時間論集!

目次

第1章 物理学における時間―力学・熱力学・相対論・量子論の時間
第2章 時間の問題と現代物理
第3章 現代物理学における「いま」
第4章 客観的現在と心身相関の同時性
第5章 時間に「始まり」はあるか―哲学的探究
第6章 「スケールに固有」なものとしての時間経験と心の諸問題―ベルクソン“意識の遅延テーゼ”から
第7章 非可逆的な時間は実在するのか?―ベルクソンとプリゴジンの時間論の検討
第8章 時間論はなぜ「いま」の実在の問題となるのか―インド仏教の視点から

著者等紹介

森田邦久[モリタクニヒサ]
大阪大学大学院人間科学研究科准教授。大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了、同大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(理学)、博士(文学)。専門は科学哲学・分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ayumi Katayama

24
ここ二週間ほど少しずつ読んでいるのだが、物理学パートは概ねわかるのだが(難しいところもあるので理解できないところもあるが)、哲学パートになったとたんにわからなくなる。それがまた、絶望的にわからない。一文を何度も読み直してもわからない。わからない点に疑問を提示しようとしても何がわからないのかもわからない。途方にくれる。2019/12/07

ポレ

15
哲学者側が何を問題にしているのかさっぱりわからないし、いったい何を言っているのかもわからない。形而上学的に意味があると言われてもちんぷんかんぷんだし、物理学を無視した議論に物理学者を巻き込んでなにがしたいのかわからない。とにかくわからないこと尽くしである。だがしかし、本書には孤軍奮闘する心強い味方がいるのだ。理論物理学者の谷村省吾先生である。特にwebで公開されている補足ノートは痛快であり、哲学者に対するモヤモヤを一掃してくれる。本書は谷村補足ノートを読むための壮大な前フリといって過言ではなかろう。2020/01/14

やす

6
物理学者の谷村省吾さんがWEBになにやら哲学者との対談的なことでえらくお怒りであることは知っていた。結構な量のPDFが上がっておりいつか読もうと落としていたのだが、本書がその原因となったもの。意識にのぼる<今>というやつについてそれがなんであるかを哲学と物理学の知を結集して解こうという試みがあったらしい。シンポジウムを開き、その原稿を互いに読みあいコメントし、さらに原稿の著者が再コメントする形式で8編が収められている。冒頭主催の森田さんが動機付けに失敗した。趣旨説明が不十分と反省。2025/05/24

T.Y.

3
いつ読了したか忘れてしまったが、個人的な関わりも含めて詳しくは下記にて。 http://blog.livedoor.jp/t_yoshino_philosophy/archives/9100986.html2021/04/30

こたろう

3
時間とは本当に流れているのだろうか?また、過去、現在、未来の境目はあるのか、もしあるとすればどのような定義になるのか。現役の物理学者と哲学者がお互いの分野からその謎に対して意見をぶつける本。本来、科学では解明できないような難問に対して仮説を立てるための思考の道具として、発達してきたである哲学が、いつからか独り歩きして、科学で証明されている内容にまで大胆不敵に独自の理論を展開しているように見受けられる。また、哲学者の言葉の定義や論理の矛盾に対して、著者の一人の物理学者が別冊ノートを公開している。2019/12/26

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